7.5.12 エラー発生時のリソース

HTTPエラーやJavaで例外が発生した場合に対応するリソース(HTMLファイル、サーブレット)を定義することができます。
エラー発生時のリソースの定義は、error-pageタグで定義します。
同じHTTPのエラーコードやJavaの例外タイプで複数定義した場合は、最後に定義したリソースの定義が有効となります。

記述形式

HTTPエラーの場合

    <error-page>
      <error-code>code</error-code>
      <location>resource</location>
    </error-page>

Javaで発生する例外の場合

    <error-page>
      <exception-type>type</exception-type>
      <location>resource</location>
    </error-page>

タグの内容

タグ名	説明	タグの省略	複数の指定
error-code	HTTPのエラーコードを定義します。 HTTPエラーコードを定義する場合に指定します。	×	×
exception-type	Javaの例外タイプの完全クラス名を定義します。例外タイプを定義する場合に指定します。	×	×
location	エラーが発生した場合に対応するリソース(HTML文書、サーブレットなど)を定義します。Webアプリケーションのルートディレクトリからの相対パスで指定します。このとき、先頭に'/'を付加します。リソースを省略した場合は、定義エラーとなります。相対パスにディレクトリを記述する場合、ディレクトリの間は'\'でなく、'/'で区切ります。注) Webブラウザの設定内容によって、Webブラウザ内蔵のエラーページが表示される場合があります。	×	×

タグ名

説明

タグの省略

複数の指定

error-code

HTTPのエラーコードを定義します。
HTTPエラーコードを定義する場合に指定します。

exception-type

Javaの例外タイプの完全クラス名を定義します。
例外タイプを定義する場合に指定します。

location

エラーが発生した場合に対応するリソース(HTML文書、サーブレットなど)を定義します。Webアプリケーションのルートディレクトリからの相対パスで指定します。このとき、先頭に'/'を付加します。
リソースを省略した場合は、定義エラーとなります。

相対パスにディレクトリを記述する場合、ディレクトリの間は'\'でなく、'/'で区切ります。
注) Webブラウザの設定内容によって、Webブラウザ内蔵のエラーページが表示される場合があります。

error-codeタグまたはexception-typeタグのいずれかを定義します。
どちらも指定されていない場合は、定義エラーとなります。

記述例

HTTPエラーの場合

    <error-page>
      <error-code>500</error-code>
      <location>/error/http/code500.html</location>
    </error-page>

Javaで発生する例外の場合

    <error-page>
      <exception-type>java.lang.IllegalStateException</exception-type>
      <location>/error/exception/IllegalState.html</location>
    </error-page>