クライアントから呼び出されたEJBアプリケーションのメソッド情報は、クライアントアプリケーションからの呼出し時、復帰時、および例外発生時に出力されます。
出力形式
以下に、出力形式を出力レベルごとに示します。
レベル1
メソッド呼出し時
日付 時間 :Client Call :Bean名 メソッド名
メソッド復帰時
日付 時間 :Client Return :Bean名 メソッド名
エラー復帰時
日付 時間 :Client Throw :Bean名 メソッド名 例外クラス名 :例外詳細文字列
レベル2
メソッド呼出し時
日付 時間 Client Call :Bean名 メソッド名 Param : パラメタ情報
メソッド復帰時
日付 時間 :Client Return :Bean名 メソッド名 ReturnValue :復帰値情報 ObjectField :フィールド情報
エラー復帰時
日付 時間 :ClientThrow :Bean名 メソッド名 例外クラス名 :例外詳細文字列
出力内容
以下に出力される項目と内容について示します。
出力項目 | 内容 | 出力レベル | |
---|---|---|---|
1 | 2 | ||
日付 | メソッド呼出しの開始/終了の日付を“日/月/年”の形式で示します。 | ○ | ○ |
時間 | メソッド呼出しの開始/終了の時間を“時:分:秒.ミリ秒”の形式で出力します。 | ○ | ○ |
Call |
| ○ | ○ |
Bean名 | メソッドを呼び出したEJBアプリケーション名を示します。 | ○ | ○ |
メソッド名 | メソッド名を示します。 | ○ | ○ |
例外クラス名 | メソッド呼出しで例外が発生した場合の例外クラス名を示します。 | ○ | ○ |
パラメタ情報 | メソッド呼出し時のパラメタ情報(パラメタの型、値)を以下のどちらかの形式で示します。
パラメタがない場合は、項目名のみが出力されます。 | × | ○ |
復帰値情報 | メソッドの復帰値情報(復帰値の型、値)を以下のどちらかの形式で示します。
voidの場合は、項目名だけが出力されます。 | × | ○ |
フィールド情報 | オブジェクトのpublicなフィールド情報を以下のどちらかの形式で示します。
プリミティブ型とString型の場合は型、変数名、値を出力します。 | × | ○ |
○:設定した出力レベルで出力される項目 ×:出力されない項目
出力例
以下に、出力例を示します。
レベル1:正常終了時
23/10/2000 09:49:20.159 : Client Call :SampleBean business 23/10/2000 09:49:21.229 : Client Return :SampleBean business
レベル1:異常終了時
23/10/2000 09:49:20.159 : Client Call :SampleBean business 23/10/2000 09:49:21.229 : Client Throw :SampleBean business java.rmi.RemoteException:SampleBean Internal error
レベル2:正常終了時
23/10/2000 09:49:15.454 : Client Call :SampleBean business Param : (int)1, (java.lang.String)"Sample In", (java.util.Hashtable)["one", "two"] 23/10/2000 09:49:15.514 : Client Return :SampleBean business ReturnValue : (pack.Sample)pack.Sample@abc123<Object> ObjectField: (int)i = 3, (java.lang.String)str = "hello"
レベル2:異常終了時
23/10/2000 09:49:20.159 : Client Call :SampleBean business Param : (int)1, (java.lang.String)"Sample In", (java.util.Hashtable)["one", "two"] 23/10/2000 09:49:21.229 : Client Throw :SampleBean business java.rmi.RemoteException:SampleBean Internal error