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Systemwalker Desktop Patrol V14g 運用ガイド 管理者編

7.2.3 配信ソフトウェアを登録する

ソフトウェアやファイルなどのデータを、配信ソフトウェアとしてCSに登録します。登録されたソフトウェアはDSまたはCTに配信できます。

Windows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008のPCへソフトウェアを配信する場合の注意事項については、“7.2.3.1 Windows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008のPCへソフトウェア配信する場合の注意事項”を参照してください。

配信するソフトウェアを登録します。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[ソフトウェア配信]をクリックします。

    →[ソフトウェア配信]画面が表示されます。

  2. [配信ソフトウェアの設定]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    各ボタンの動作は以下のとおりです。

    ボタン名

    説明

    [最新の情報に更新]ボタン

    最新の情報に更新します。

    [配信ソフトウェアの追加]ボタン

    サポートセンターで定義されていないユーザー独自のソフトウェアを配信したい場合に本ボタンを押します。

    [適用]ボタン

    チェック状態を保存します。

  3. 画面左側のフィールドで、[ソフトウェア]配下を選択します。

    →画面右側のフィールドに選択したソフトウェアが表示されます。

    ソフトウェア一覧フィールドの説明は以下のとおりです。

    項目

    説明

    [絞り込む]ボタン

    ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。

    “a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。

    “b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。

    • “a”にそれぞれの項目名または「OS名」を選択した場合

      • “b”には、絞り込む文字列を指定します。文字列は部分一致の指定が可能です。
        なお、“a”が「OS名」の場合は“b”に「Windows」やエディションを含まない文字列を指定してください。(「Windows」やエディションを指定しても絞り込むことはできません)

      • “c”には、「含む」または「含まない」のどちらかを選択します。

    • “a”に「OS種別」を選択した場合

      “b”には、「クライアント」または「サーバ」のどちらかを選択します。

    [登録状況]

    CS上のソフトウェアの登録状況を把握できます。

    :登録完了

    :登録中

    :登録に失敗しました。

    アイコンがない場合は、ソフトウェアが登録されていないことを意味します。

  4. ソフトウェア名のリンクをクリックすると、詳細情報を設定できます。

    以下の画面が表示されます。

  5. 以下の情報を定義します。

    ソフトウェアの情報

    本項目は、ユーザー定義のソフトウェアの場合のみ設定できます。

    項目

    説明

    [名称]

    配信するソフトウェア名を、256バイト以内の全角または半角文字で指定します。本項目を省略することはできません。

    [バージョン]

    バージョンを14バイト以内で指定します。

    [備考]

    備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。

    [ソフトウェア辞書グループ名]

    ユーザー定義の中から追加したいソフトウェア辞書グループ名を選択します。


    配信するソフトウェア

    項目

    説明

    [ファイル/フォルダ]

    (注1) (注3)

    配信するソフトウェアを登録します。

    • 単一ファイル

      ファイルを登録する際に指定します。1ファイルを登録する場合にこちらを指定します。

    • 圧縮した複数ファイル/フォルダ

      圧縮した複数のファイルまたはフォルダを登録する際に指定します。登録した圧縮ファイルはCTで自動的に展開されます。

    リストの横の入力フィールドには、リストで指定した対象物を指定します。

    リストで「圧縮した複数ファイル/フォルダ」を選択した場合は、サーバに登録する際に拡張子が「zip」であることをチェックします。

    なお、パスワード付きのzipファイルは登録できません。

    「アップロード」ボタンを押すと、指定したファイルをサーバに登録します。

    「削除」ボタンを押すと、登録したソフトウェアをサーバから削除します。

    登録されている状態で、再度ファイル/フォルダを指定して[アップロード]ボタンを押すと、上書きで登録されます。

    [ファイルを実行する]

    (注2)

    配信後にファイルを実行したい場合にファイルを指定します。

    • 配信後実行ファイル

      サーバに登録したファイル/フォルダから実行可能なファイルをリストで表示します。

      実行可能なファイルとして認識する拡張子は以下となります。

      「exe」、「bat」、「msi」、「vbs」、「wsf」

      実行可能ファイルが存在しない場合、または登録直後は「なし」となります。

    配信後実行ファイルで実行可能なファイルを選択すると以下の項目が設定可能となります。

    • 実行ファイルの起動から終了までに必要な時間

      配信後実行ファイルで指定したファイルの起動から終了までに必要な時間を0~600の秒単位で指定します。省略できません。

    • 実行(インストール)に必要なサイズ

      配信後実行ファイルで指定したファイルの実行(インストール)に必要なディスクのサイズを30桁以内の数値(単位:キロバイト)で指定します。 この項目は、CTでソフトウェアをダウンロードする時に目安となる値を指定してください。

    [自動で削除する]

    CTでソフトウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたソフトウェアを自動的に削除したい場合にチェックします。

    ダウンロードから何日後にソフトウェアを削除するかを1 から 366 までの数値(日数)で指定してください。自動で削除を行う場合は日付を省略することはできません。

    [CTでのダウンロード方法]

    登録するソフトウェアを、CTに自動でダウンロードするかしないかを選択します。

    • 自動

      CTに自動でソフトウェアをダウンロードします。

    • 手動

      CTから手動でソフトウェアをダウンロードします。

    [お知らせメッセージ]

    CTでソフトウェアをダウンロードする際のメッセージを4096バイト以内で指定します。

    お知らせメッセージには、以下の優先順位で指定されたメッセージ文が表示されます。

    • 本項目で指定したメッセージ

    • [環境設定]-[オプション]画面の[ダウンロードの設定]-[ダウンロードメッセージ]で指定したメッセージ

    上記2箇所にメッセージ文が指定されていない場合は「おしらせ」メッセージは表示されません。

    [ソフトウェアダウンロード画面から手動でダウンロードする場合に表示する]チェックボックスをチェックした場合、CT側のソフトウェアダウンロード画面から手動でダウンロードする場合も本メッセージが表示されます。

    [有効期間]

    CTでのソフトウェアの参照/ダウンロードを、限定した期間だけ有効にする場合に指定します。デフォルトでは開始期間にはデフォルトとしてソフトウェアを登録した年月日となります。開始期間の省略はできません。

    [説明]

    CTでのダウンロード時にソフトウェアのプロパティとして参照できる情報を1024バイト以内で指定します。

    機能、使用用途、ソフトウェア登録時の情報(登録したファイル、ダウンロード後に実行するファイル)など、ソフトウェアに対して付加しておきたい情報を指定してください。

    注1)

    • 登録したソフトウェアのファイル/フォルダ属性は、配信後には保持されません。

    • 使用中のファイルをアップロードした場合は0バイトのファイルとしてアップロードされます。0バイトでないにも関わらずアップロード後に0バイトと表示された場合は、該当ファイルの使用を中止した後にアップロードしてください。

    • 2GB以上のファイルをアップロードしないでください。アップロードするとブラウザの操作ができなくなります。

    注2)

    • [配信後実行ファイル]の格納先は、配信先がCSまたはDSの場合は、CSまたはDSインストール時に指定した[ソフトウェア格納ディレクトリ]になります。配信先がCTで、かつ、[CTで自動ダウンロードする]を指定した場合は <DTPインストールディレクトリ>\contentsディレクトリになります。配信されたソフトウェアのカレントディレクトリは、ソフトウェア格納先に設定されています。

    • [配信後実行ファイル]で実行できるプログラムは32bit用のプログラムです。配信先のWindowsが32bit版か64bit版かを区別せずに、32bit版プログラムとして起動します。
      64bit版のプログラムを起動したい場合は、[ダウンロード後実行ファイル]の中で起動するプログラムを切り分ける必要があります。

    注3)

    「圧縮した複数ファイル/フォルダ」を選択し配信後に実行する場合は、以下の内容を考慮してください。

    CTでソフトウェアを実行する時は、以下の例に示すフォルダがカレントフォルダになります。そのため、バッチファイルからEXEを実行する場合は、以下のように記述してください。

    • 例1)

      <zipファイルの構成>

      フォルダを含めずにファイルを圧縮します。

      x.bat

      y.exe

      <CTで実行する環境>
      • 展開後

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\x.bat

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\y.exe

      • カレントフォルダ

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>

      <バッチファイルの記述例>

      y.exe

    • 例2)

      <zipファイルの構成>

      フォルダを含めてファイルを圧縮します。

      FolderA\x.bat

      FolderA\y.exe

      <CTで実行する環境>
      • 展開後

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\x.bat

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\y.exe

      • 展開後

        <ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>

      <バッチファイルの記述例>

      .\FolderA\y.exe

  6. [OK]ボタンを押して、登録したソフトウェアを保存します。

    ライセンスの割り当てに従ったソフトウェアの配信を行うには、割り当てた情報がCSに反映されている必要があります。ライセンスを割り当てた情報がCSに反映されるのは、CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]の通知スケジュールのタイミングとなります。


登録失敗時の再登録手順

メインメニューからソフトウェアを登録する場合、ディスクの容量不足により登録に失敗したときは、CS上で以下の手順にしたがって操作してください。

  1. ソフトウェアが登録できる空き領域をディスクに確保します。

  2. ITBudgetMGR(INV)サービスを停止します。

  3. ITBudgetMGR(INV)サービスを開始します。

  4. 再度メインメニューからソフトウェアを登録します。


7.2.3.1 Windows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008のPCへソフトウェア配信する場合の注意事項

Windows Vista®、Windows® 7、Windows Server® 2008のPCへソフトウェアの自動ダウンロードを行う場合は、登録されたソフトウェアにより以下の注意事項があります。