本製品が管理する資産を事前にバックアップしておくことで、運用管理者の人為的なミスなどが原因で資産が破壊された場合でも、管理サーバを復旧できます。
環境構築完了後やリソースの登録、変更、削除後に、バックアップすることをお勧めします。
本製品が管理する資産は以下のとおりです。
本製品の環境定義ファイル(インストールフォルダ配下のファイル)
システムイメージとクローニングマスタ (イメージファイル格納フォルダ配下のファイル)
以下の流れで、管理サーバ上の本製品の資産をバックアップします。
証明書とセッション暗号キーのバックアップ
システムイメージ、クローニングマスタのバックアップ
構成定義ファイルの書出し(エクスポート)
以下の流れで、管理サーバの本製品の資産をリストアします。
マネージャの再インストール、証明書とセッション暗号キーのリストア
システムイメージ、クローニングマスタのリストア
構成定義ファイルの読込み(インポート)
参考
事前に管理サーバのディスク全体をバックアップし、それをリストアして復旧することもできます。
マネージャをクラスタで運用している場合は、共有ディスクもバックアップし、リストアしてください。
ただし、以下の点に注意してください。
サーバの切替え、切戻し、およびシステムイメージのバックアップ、リストア中は、管理サーバのバックアップ・リストアを行わないでください。
バックアップ後に、以下に示すハードウェアの設定と構成変更が行われていない場合だけリストアできます。
シャーシ、LANスイッチ、管理対象サーバ、電力監視デバイスのハードウェア交換
管理対象サーバのNIC交換
管理対象サーバとLANスイッチ間のLAN結線
サーバ切替え、継続 (*1)
*1: サーバ切替え後に切戻しを行っている状態の場合は、リストアできます。
また、管理サーバのディスク全体をバックアップしたあと、管理サーバ上の本製品の資産をバックアップしている場合は、管理サーバのディスク全体をリストアしたあとに、「B.3 リストア」の手順2.~3.に従ってリストアと構成定義ファイルの読込み(インポート)を行ってください。