マネージャをインストールする手順を、以下に示します。
マネージャのインストールには、「ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 Manager/Agent (Windows)」の CD-ROM を使用します。
ETERNUS SF Storage Cruiser をインストールする前に、対象システムに「4.3.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされている場合は、そのソフトウェアをアンインストールしてください。
システムで、プログラムを追加・削除できる画面を開き、ETERNUS SF Storage Cruiser Manager および各排他ソフトウェアが表示されないことを確認します。
プログラムを追加・削除できる画面の名称、およびその画面を開く操作方法は、以下のように異なります。
OS | 画面の名称 | 左記の画面を開くための操作 |
---|---|---|
Windows 2000 | アプリケーションの追加と削除 | [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除] |
Windows Server 2003 | プログラムの追加と削除 |
|
Windows Server 2008 | プログラムと機能 |
|
以下は、「プログラムの追加と削除」画面の例です。
上記操作で、ソフトウェア情報が表示された場合は、すでにインストールされているので、以下のとおり、ソフトウェアをアンインストールしてください。
前提基本ソフトウェアがインストールされていない場合
インストールしてください。
排他ソフトウェアがインストールされている場合
排他対象になっているソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアンインストールしてください。
ETERNUS SF Storage Cruiser Manager が表示された場合
「9.3 [Windows版]マネージャのアンインストール」を参照し、アンインストールを実施してください。
本ソフトウェアのインストール時間は約 10 分です。
マネージャをインストールするシステムにログオンします。
導入する端末の Administrator グループのユーザーでログオンしてください。
「ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 Manager/Agent (Windows)」の CD-ROM をドライブにセットして、エクスプローラなどで CD-ROMのドライブ:\manager\Windows\I32 ディレクトリを開いて、setup.exe を実行します。
参考
Windows Server 2008 をお使いの場合
setup.exe の実行時に、以下の警告ダイアログが表示される場合があります。「許可」をクリックして、次のステップへ進んでください。
インストールシールドが起動して次の画面が表示されます。内容を確認し、<次へ>ボタンをクリックしてください。
使用許諾契約画面で、使用許諾の契約を行います。
インストール先を指定します。
デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は、<参照>ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用できません。
手順 5 の指定で表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は、<参照>ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用できません。
以下の画面で、運用管理サーバからエージェントおよびクライアントに通信するためのポート番号を入力します。
以下に、それぞれのタブについて説明します。
運用管理サーバとエージェントとの間の通信で使用するポート番号を設定します。エージェントで設定する番号と同じ番号を入力してください。デフォルト値は4917で、通常はこの値を変更する必要はありません。
ただし、このポート番号がすでにシステムで使用されている場合は、空いているポート番号を割り当ててください。その場合、同じポート番号を設定している ETERNUS SF Storage Cruiser の他のサーバも、同様に設定を変更してください。
運用管理サーバとクライアントとの間の通信で使用するポート番号を設定します。クライアントで設定する番号と同じ番号を入力してください。デフォルト値は23456で、通常はこの値を変更する必要はありません。ただし、このポート番号がすでにシステムで使用されている場合は、空いているポート番号を割り当ててください。
参考
すでにシステムで使用されているポートは、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\services ファイルを確認してください。%SystemRoot% は、Windows operating system がインストールされているディレクトリです。
OS | services ファイルのフルパス(デフォルト) |
---|---|
Windows 2000 | C:\WINNT\system32\drivers\etc\services |
Windows Server 2003 | C:\Windows\system32\drivers\etc\services |
ファイルコピーの開始画面で、設定内容を確認します。
コピー処理が開始されます。
以下の画面で、運用管理サーバの管理者用ログインアカウントおよびCLI暗号化鍵を作成します。
以下に、それぞれのタブについて説明します。
CLI暗号化用鍵を入力します(4 文字以上 56 文字以内)。半角英数字、記号を使用できます。なお、CLI 暗号化用鍵は、ETERNUS SF Storage Cruiser 内部だけで利用するため、記憶する必要がありません。
管理者用ログインアカウントのユーザー名を入力します(1 文字以上 16 文字以内)。先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ピリオド(".")、およびハイフン("-")を使用できます。
管理者用ログインアカウントのパスワードを入力します(1 文字以上 16 文字以内)。半角英数字、および記号は使用できますが、先頭文字に "{" は使用できません。
管理者用ログインアカウントのパスワードを再入力します。
参考
上記画面で <スキップ> ボタンをクリックすると、以下のメッセージダイアログが表示されます。
この場合、『ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド』の「12.3.1.1 管理者用ログインアカウント作成コマンド(rcxcert)」を参照し、管理者用ログインアカウントを作成してください。
コピー処理完了後、インストールは終了します。インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。インストール完了後は、コンピュータを再起動してください。
注意
ServerView マネージャと同居させる場合
インストール完了後に $INS_DIR\Manager\opt\FJSVswstt\bin ディレクトリの mpmsts コマンドを、ONオプションで実行してください。
($INS_DIR は、マネージャをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
インストール先がデフォルトの場合の実行例
> cd C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\opt\FJSVswstt\bin > mpmsts ON
コマンド実行後は、コンピュータを再起動してください。
ServerView マネージャを使用しなくなった場合や本対処を誤って実施した場合
mpmsts コマンドをOFFオプションで実行します。
インストール先がデフォルトの場合の実行例
> cd C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\opt\FJSVswstt\bin > mpmsts OFF
コマンド実行後は、コンピュータを再起動してください。
これで、マネージャのインストールは完了です。続いて、「4.3.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施してください。