「4.3.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされている場合は、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのマネージャをインストールしてください。
Systemwalker Centric Manager、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition との混在環境における制限事項
ETERNUS SF Storage Cruiser は、障害管理機能のために、SystemWalker MpWksttr サービスをインストールします。この SystemWalker MpWksttr サービスは、以下の製品にも含まれています。
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ
Systemwalker Centric Manager 部門管理サーバ
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition
ETERNUS SF Storage Cruiser とこれらの製品が混在する環境では、どれかの製品によってインストールされた SystemWalker MpWksttr サービスが共用されます。
ETERNUS SF Storage Cruiser は、SystemWalker MpWksttr サービスがすでにインストールされている場合、SystemWalker MpWksttr サービスをインストールしません。
この混在環境において、Systemwalker Centric Manager(注1)や、SystemWalker MpWksttr サービスをインストールした製品(注2)をアンインストールすると、SystemWalker MpWksttr サービスが削除されます(注3)。この場合、残っている製品が SystemWalker MpWksttr サービスを使用できるように、SystemWalker MpWksttr サービスのインストール/セットアップが必要になります。このインストール/セットアップは、残っている製品のうち、どれか1つの製品のマニュアルを参照して行います。
運用管理サーバと部門管理サーバ以外の、SystemWalker MpWksttr サービスをインストールしない運用環境も含めた、すべての Systemwalker Centric Manager。
混在環境の中で最初にインストールした製品。
Windows operating system の[管理ツール]-[サービス]に「SystemWalker MpWksttr」がなければ、削除されています。
ETERNUS SF Storage Cruiser のアンインストールによって SystemWalker MpWksttr サービスが削除された場合、ほかの製品のマニュアルを参照し、SystemWalker MpWksttr サービスのインストール/セットアップを行ってください。
ETERNUS SF Storage Cruiser をアンインストールしていない場合は、以下の手順で SystemWalker MpWksttr サービスのインストール/セットアップを行ってください。
コマンドプロンプトを開きます。コマンドは、OS の管理者権限で実行してください。
SystemWalker MpWksttr サービスのフォルダに移動します。$INS_DIR は、マネージャをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。
> cd $INS_DIR\Manager\opt\FJSVswstt\mpwksttr\bin
インストールコマンドを実行します。
> nwtdsch -install "$INS_DIR\Manager\opt\FJSVswstt"
SystemWalker MpWksttr サービスのコマンドフォルダに移動します。
> cd $INS_DIR\Manager\opt\FJSVswstt\mpwksttr\bin
SNMP とラップサービスを設定します。
ServerView マネージャなど、ほかの運用管理ソフトウェアと共存させる場合は、下記のコマンドを実行し、SNMP トラップサービスを設定します。共存しない場合、この設定は不要です。
> mpmsts ON
システムを再起動します。
Systemwalker Centric Manager および Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition は、インストール順の制限はありません。ただし、運用管理サーバ、部門管理サーバ以外の SystemWalker Centric Manager 運用環境を後から導入した場合は、以下の手順で SystemWalker MpWksttr サービス単独のアンインストール/アンセットアップを行い、その後、上記の手順で SystemWalker MpWksttr サービス単独のインストール/セットアップを行ってください。
コマンドプロンプトを開きます。コマンドは、OS の管理者権限で実行してください。
SystemWalker MpWksttr サービスのフォルダに移動します。$INS_DIR は、マネージャをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。
> cd $INS_DIR\Manager\opt\FJSVswstt\mpwksttr\bin
アンインストールコマンドを実行します。
> nwtdsch -uninstall
システムを再起動します。
運用管理サーバのLANポート162番について
ESCマネージャは、LANポート162番で SNMP Trap を受信するため、162番を占有する必要があります。ほかの運用管理ソフトウェアでLANポート162番を使用する場合は、別のサーバにインストールする必要があります。この点は十分注意してください。ただし、Systemwalker Centric Manager または Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition は同一サーバにインストールできます。また、当社製ソフトウェア ServerView もLANポート162番を使用します。 ServerView マネージャを ESC マネージャと同一のサーバにインストールする場合の方法は、「4.3.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順11の注意事項を参照してください。