Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
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付録A Javaツール機能> A.1 メソッドトレース機能

A.1.1 動作原理

 メソッドトレース機能は、製品添付のJDK/JRE 1.4、5.0およびJava VMから呼び出されるメソッドトレースクラスライブラリで実現されます。
 メソッドトレース機能は、以下のような流れで実現します。

  1. Java VMにメソッドトレース機能を有効にする起動オプションを指定して、アプリケーションを起動します。
    メソッドトレース機能を有効にする起動オプションの詳細は、“使用方法”を参照してください。
  2. アプリケーションのクラスファイル(バイトコード)が、クラスローダ経由でJava VMに読み込まれます。
  3. Java VMからメソッドトレースクラスライブラリのバイトコード変換メソッドが呼び出されます。
    なお、バイトコード変換メソッドの呼び出しは、JDK/JRE 1.4では製品添付のJava VMの独自機能によって、JDK/JRE 5.0ではJava VM標準のJVMTI機能によって実現しています。
  4. バイトコード変換メソッドによって、アプリケーションのバイトコードに、メソッドトレースクラスライブラリのトレース情報出力メソッドを呼び出すコードが埋め込まれます。
  5. 変換されたバイトコードがJava VMに渡され、アプリケーションが開始されます。
  6. 開始されたアプリケーションのバイトコード内に、トレース情報出力メソッドの呼出しコードがあると、メソッドトレースクラスライブラリによって、トレース情報が出力されます。


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