Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集 |
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第11章 データベース連携サービス使用時の異常 |
Oracleを使用する場合、Oracleのインダウトトランザクションの手動ロールバック機能を使用してROLLBACK FORCEによって、強制的にロールバックさせた後、再度リソース管理プログラムを起動させると、リカバリ時に以下のエラーメッセージが表示され、未解決トランザクションが残ります。
OTS:エラー:ots9666: システムメモリまたはシステムリソースが不足しました
また、otspendlistコマンドでcommitした場合、以下のエラーメッセージが表示されます。
OTS:エラー:ots9348: commit処理でエラーが発生しました
この場合には、otspendlistコマンドによりrollbackさせることによりインダウト状態を解除してください。
EJBがグローバルトランザクションを使用する場合には、Oracle JVMが有効になるようにデータベースを構築する必要があります。
データベースの設定方法については、Oracleのマニュアルを参照してください。
2つのリソースに対してrollback処理を行ったときに、片方のリソースのみ成功しもう片方のリソースではXAER_NOTAが発生する場合がある。
[対処方法]
Oracleが正しくインストールされていないか、またはデータベースが正しく作成されていない可能性があります。データベースの再作成時にOracleJVMを有効するようにしてください。
Oracleにアクセスしたときに、以下のメッセージが出力される場合がある。
java.sql.Exception: ORA-12560: TNS: プロトコル・アダプタ・エラー
[対処方法]
OracleのSIDが複数ある場合など、ORACLE_SIDが正しく設定されていないために出力されます。正しいORACLE_SIDを設定する必要があります。
Patch Set Release 10.1.0.3以降を適用後、DBMS_SYSTEM パッケージに対するexecute 権限の付与されていない可能性があります。
DBMS_SYSTEM パッケージに対するexecute 権限の付与してください。
(例)
SQL> GRANT EXECUTE ON DBMS_SYSTEM TO SCOTT;
Oracleと連携する場合、OTS用リソース管理プログラム、サーバアプリケーションの起動が遅い場合がある。
[対処方法]
OracleのWindows認証機能のために処理が遅延している場合があります。sqlnet.oraにある以下の設定をコメントアウトするなどで、Windows認証機能を無効にしてください。
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES = (NTS)
Windows認証機能を使用する場合は、“NetBIOS over TCP/IP”を無効にすることでで起動性能が改善される場合があります。
(例)Windows2000の場合
コントロールパネル->ネットワークとダイヤルアップ接続->ローカルエリア接続の[プロパティ]->インターネットプロトコル(TCP/IP)の[プロパティ]ボタン->[詳細設定]ボタン->[WINS]タブ-> "NetBIOS over TCP/IPを無効にする"をチェック
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