Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 データベースの構築> 3.1 Symfoware/RDBを使用する場合> 3.1.4 Symfoware/RDBセットアップ

3.1.4.3 スケーラブルログのセットアップ

 スケーラブルログ運用をする場合は、以下の手順でスケーラブルログのセットアップをします。

  1. RDB構成パラメタファイルの編集
  2. ロググループ管理ファイルの作成
  3. ユーザロググループ用のログ管理ファイルの作成
  4. ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの作成
  5. ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの作成
  6. ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成

 

  1. RDB構成パラメタファイルの編集

     スケーラブルログ運用を行う場合に必要となる、ロググループ管理ファイルを作成する必要があります。RDB構成パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEに、ロググループ管理ファイルの配置先を指定します。

     RDB構成パラメタファイルの詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“Symfoware/RDB運用パラメタの定義”を参照してください。

  2. ロググループ管理ファイルの作成

     ロググループ管理ファイルを作成します。ロググループ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドの-Mオプションで行います。

     ロググループ管理ファイルは、RDB構成パラメタファイル内の「RDBLOGGROUPMANAGE」で指定したローデバイスまたはディレクトリに作成されます。

  3. ユーザロググループ用のログ管理ファイルの作成

     ユーザロググループ用のログ管理ファイルを作成します。ユーザロググループ用のログ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドの-Iオプションおよび-gオプションで行います。

     ユーザロググループ用のログ管理ファイルは、コマンドで指定したローデバイス、またはディレクトリに作成されます。本コマンドは、ロググループの数だけ行います。

  4. ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの作成

     ユーザロググループ用のテンポラリログファイルを作成します。テンポラリログファイルの作成はrdblogコマンドの-Gオプション、-tオプションおよび-gオプションで行います。

  5. ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの作成

     ユーザロググループに対応している資源に対して、アーカイブログ適用によるリカバリを行う場合には、アーカイブログファイルを2個以上作成しておきます。

    1. アーカイブログファイルの初期作成

       アーカイブログファイルの初期作成は、rdblogコマンドの-Gオプション、および-aオプションで行います。
       “Symfoware/RDBで使用する資源の見積もり”で、算出したアーカイブログファイルの容量を指定します。

       

    2. アーカイブログファイルの追加

       アーカイブログファイルの追加は、rdblogコマンドの-Uオプション、および-aオプションで行います。このとき、追加するアーカイブログファイルの大きさは指定できません。指定したローデバイスの大きさに関係なく、初期作成時の値が使用されます。

       

  6. ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成

     ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成します。ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの作成は、rdbscldirコマンドの-Gオプションで行います。

 詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“コマンドによるSymfoware/RDBのセットアップ”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED