Linkexpress Transactional Replication option説明書 |
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第2部 TRO | > 第2章 機能 | > 2.2 逐次差分反映機能 |
逐次差分反映機能における、抽出側システムのデータベースと格納側システムのデータベースの対応関係について説明します。
基本的には、抽出側システムのデータベースと格納側システムのデータベースは、1対1の対応関係にあります。
例を"図:データベースの対応関係(1対1)"に示します。
上図に示した各データベースの対応関係を"表:各データベースの対応関係"に示します。
逐次差分反映の単位 |
抽出側データベース:格納側データベース |
---|---|
逐次差分反映1 |
表A:表a |
逐次差分反映2 |
表B:表b |
表C:表c |
格納側データベースの主キーには、一意性が保障されるデータ項目を選択してください。
たとえば、抽出側システムのアプリケーションが更新するデータ項目を格納側データベースの主キーとした場合、データ項目の一意性が保障されません。この場合、抽出側システムで更新操作したデータ項目が、格納側データベースで追加されることがあります。
抽出側データベース/格納側データベースでのデータ項目の操作内容の対応を"表:データ項目の操作内容"に示します。
抽出側データベース |
格納側データベース |
|
---|---|---|
操作 |
対象データ項目 |
操作 |
追加 |
存在する |
更新 |
存在しない |
追加 |
|
更新 |
存在する |
更新 |
存在しない |
追加 |
|
削除 |
存在する |
削除 |
存在しない |
何もしない |
抽出側データベースにて別スキーマかつ同一の表名が存在する場合、格納側システムでは同じ種類の更新差分データとして認識します。このため、これらの更新差分データを別々の表へ格納する場合は、逐次差分反映の単位をわけてください。
その他、以下の対応関係をサポートします。
n:1〜1024
また、抽出側システムのデータベースから抽出した更新差分データを分割して格納側システムのデータベースに格納する、以下の逐次差分反映をサポートします。
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