Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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目次

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2.3.2 ジョブの実行環境全体の設計
ジョブの実行環境は、バッチサーバ環境に1〜8個作成できます。ジョブの実行環境の全体的な設計には、以下があります。
- ジョブの実行環境の操作モード
- ジョブの実行環境を分ける
- ジョブの実行環境単位の設計
■ジョブの実行環境の操作モード
イニシエータの起動・停止と連動して、ジョブの実行環境(バッチワークユニットおよびイベントチャネル)を自動で起動・停止するかどうか設計します。
ジョブの実行環境の操作モードには以下があります。
- 自動モード(推奨)
イニシエータの起動・停止とジョブの実行環境の起動・停止が連動します。本製品のセットアップおよび運用で、以下の操作手順を削減できます。
- バッチワークユニットの起動
- バッチワークユニットの停止
- 手動モード
イニシエータの起動・停止とジョブの実行環境の起動・停止が連動しません。本製品のバージョンがV9.0.0以前の場合との操作について互換性が保証されます。ただし、本製品のセットアップおよび運用で、以下の操作を手動で行う必要があります。
- バッチワークユニットの起動
- バッチワークユニットの停止

ジョブの実行環境の操作モードは、すべてのジョブの実行環境で共通の設定です。ジョブの実行環境単位での操作モードは設定できません。
■ジョブの実行環境を分ける
ジョブの実行環境の分け方は、以下のとおりです。
- ジョブの実行環境は、バッチ業務の運用や監視の単位に用意します。
- ジョブの実行環境は、バッチサーバ環境に1〜8個の範囲で作成できます。
ジョブの実行環境を分けるイメージを以下に示します。


ジョブスケジューラ製品であるSystemwalker Operation Managerを例とした場合、以下の図のように、1つのジョブの実行環境を1つの“プロジェクト”に対応づけると、管理が容易になります。

■ジョブの実行環境単位の設計
ジョブの実行環境単位の設計要素には、以下があります。
- ジョブの実行環境の設計
- ジョブキューの設計
- イニシエータの設計
- バッチワークユニットの設計
- 世代ファイルの設計
ジョブの実行環境単位の設計要素について次に説明します。
2.3.2.1 ジョブの実行環境の設計
2.3.2.2 ジョブキューの設計
2.3.2.3 イニシエータの設計
2.3.2.4 バッチワークユニットの設計
2.3.2.5 世代ファイルの設計
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