Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第6章 バッチアプリケーションのテスト環境への配備> 6.1 COBOLアプリケーションの配備> 6.1.4 COBOLアプリケーションのライブラリの作成(Windows(R)の場合)

6.1.4.1 バッチアプリケーションライブラリの作成(Windows(R)の場合)

バッチアプリケーションを作成するために、NetCOBOLのプロジェクト管理機能を使用し、プロジェクトを作成します。
作成したプロジェクトに対し、以下の作業を行います。

■翻訳オプションの設定

プロジェクトで管理するソースファイルを翻訳するときに有効になる翻訳オプションを設定します。スレッドモードのバッチアプリケーションを作成する翻訳オプションTHREAD(MULTI)が必要です。


バッチ実行基盤で動作するバッチアプリケーションでは、以下の翻訳オプションを設定しないでください。

■リンクオプションの設定

プロジェクトで管理するソースファイルを翻訳後、DLLを作成するときに有効になるリンクオプションを指定します。バッチ実行基盤で動作するバッチアプリケーションを作成する場合は、バッチ実行基盤が提供する以下のライブラリをリンクする必要があります。

libapfwcdrcobol.lib
libapfwcblconv.lib


これらバッチ実行基盤が提供するライブラリは、“Interstage Job Workload Server 開発環境パッケージ”をインストールしたシステムの以下のフォルダに格納されています。

Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\

■最終ターゲットファイル名の追加

最終ターゲットファイルに、ライブラリ名を登録します。ライブラリ名は、アプリケーション情報入力ファイルのlibraryタグに設定したライブラリ名を登録してください。

■COBOLソースファイルフォルダの作成とCOBOLソースファイルの登録

最終ターゲットファイルであるライブラリに対して、COBOLソースファイルフォルダを作成します。作成したフォルダに以下を登録します。


COBOL実行基盤インタフェースとバッチアプリケーションは、合わせて1つのバッチアプリケーションであるため、それぞれを個別のライブラリとして作成しないでください。必ず、同じ最終ターゲットファイルのCOBOLソースフォルダに登録してください。

 

■登録集ファイルフォルダの作成とCOBOL登録集の登録

プロジェクトのCOBOLソースファイルに対して登録集ファイルフォルダを作成します。作成したフォルダに以下のCOBOL登録集を登録します。


バッチ実行基盤では、以下のCOBOL登録集を提供しています。
バッチ実行基盤が提供しているCOBOL登録集は、“Interstage Job Workload Server 開発環境パッケージ”をインストールしたシステムの以下のディレクトリにあります。

Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\copy


 

■COBOL実行基盤インタフェースソースファイルの翻訳

COBOL実行基盤インタフェースソースファイルを翻訳し、オブジェクトファイルを生成します。


翻訳の手順の詳細は、“NetCOBOL 使用手引書”の“プログラムの翻訳”を参照してください。

 

■オブジェクトファイルフォルダの作成とオブジェクトファイルの追加

最終ターゲットファイルに対してオブジェクトファイルフォルダを作成します。作成したオブジェクトファイルフォルダに、COBOL実行基盤インタフェースソースを翻訳して生成されたオブジェクトファイルを追加します。

 

■バッチアプリケーションのビルド

NetCOBOLのビルド機能を利用してバッチアプリケーションをビルドします。


ビルドの詳細は、“NetCOBOL 使用手引書”の“プロジェクトのビルド・リビルド”を参照してください。

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