Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計に必要な知識> 2.4 ファイル管理機能> 2.4.4 ファイルのNetCOBOL連携機能

2.4.4.1 ファイルの連結

1つの資源名に対して、複数の入力ファイルを割当てます。アプリケーションは、複数ファイルのデータを1ファイルの処理として読み込むことができます。


ファイルの連結を使ったバッチ業務の例を以下に示します。

ファイル連結機能の詳細は、NetCOBOL EEのマニュアルを参照してください。

■ファイルの連結の指定方法

ファイルを連結する場合には、1つの資源名に対して複数のファイルを指定します。連結するファイルの資源定義に同じ資源名を指定してください。また、同時に、ファイルを連結する順序を“連結番号”で指定します。
連結番号は、1〜9999の範囲で指定します。
ファイルを連結する順序は、連結番号の小さい番号から昇順に行います。このため、連結番号は連続している必要はありません。


バッチジョブ定義作成時には、以下の点に注意が必要です。

■ファイルの連結とダミーファイル指定の関係

連結を指定したファイルのいずれかに、ダミーファイルを指定した場合、連結するファイルすべてがダミーファイルになります。


ダミーファイルを指定した資源定義の情報は無効となり、元の資源定義の情報はバッチジョブ定義ファイルに保存されません。

ダミーファイルについては“ダミーファイル”を参照してください。

■ファイルをジョブステップ間で引き継ぐ場合(後続ジョブステップから先行ジョブステップの資源を参照する)

ファイルをジョブステップ間で引き継ぐ場合、後続のジョブステップでは、先行のジョブステップの資源の連結の指定は引き継がれません。
引き継ぐファイルの指定方法によって、後続ジョブステップで参照できるファイルが異なります。後続ジョブステップでの先行のジョブステップのファイルの指定方法と参照できるファイルを、以下に示します。


ジョブステップ間でファイルの連結を引き継ぐ場合は、後続のジョブステップにおいて、資源定義で連結するファイルを再定義してください。

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