Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計に必要な知識> 2.2 バッチジョブ定義> 2.2.2 ジョブステップ定義

2.2.2.5 カスケードジョブステップ定義

カスケードジョブステップ定義は、マルチジョブコントローラのカスケードモードを使用するための定義です。以下の2つがあります。


マルチジョブコントローラおよびカスケードモードについては、“マルチジョブコントローラ”を参照してください。

■カスケード開始節

カスケードモードを開始するジョブステップです。

■カスケード終了節

カスケードモードを終了するジョブステップです。

■カスケードジョブステップ定義の指定形式

カスケードジョブステップ定義の指定形式について説明します。


ジョブステップ定義での指定形式

終了条件定義との関係について

実行条件定義との関係について

プロシジャ定義との関係について

■資源定義の指定について

カスケードジョブステップの資源定義は、以下のとおりに定義する必要があります。


カスケードジョブステップ定義での資源定義について、上記を表にまとめると以下のとおりです。
(◎:指定必須 ○:指定可 △:指定無視 ×:指定不可)

指定項目

先頭のカスケード
ジョブステップ

中間のカスケード
ジョブステップ

最終のカスケード
ジョブステップ

入力ファイル

出力ファイル

入力ファイル

出力ファイル

入力ファイル

出力ファイル

使用する資源

先行ステップの資源

×

×

ファイル

×

×

ファイルを連結する

×

×

×

×

×

ダミーファイルを使用する
nullデバイスを使用する

×

×

×

×

×

世代ファイルを使用する

新規にファイルを作成する

×

×

既存ファイルを更新する

×

×

×

×

既存のファイルを参照する

×

×

 

ファイルを排他的に使用する

×

×

資源の使用量

使用容量

×

×

正常終了
した場合

削除

×

×

保持

×

×

後続ステップへ渡す

異常終了
した場合

削除

保持

ファイルの追加書きを行う

×

×

×

×

ファイルの高速処理を使用する

×

×

×

×


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