Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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目次

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4.5 バッチサーバ環境資源の復元
バッチサーバ環境資源の復元手順について説明します。
ここでは、バッチサーバ環境資源を退避した以下のディレクトリが存在することを前提に説明します。



- 復元を開始する前に、以下を確認してください。
- Interstage Job Workload Serverの再インストールが必要になった場合は、再インストールが完了していること。
- バッチサービスを含めすべてのサービス、サーバアプリケーションが停止していること。
- Interstageのインストールディレクトリや復元対象とならないすべての資源(Interstageの運用時に使用するユーザ資源、ユーザアプリケーションなど)が、退避前と同じディレクトリ構成で配置されていること。
- バッチサーバ環境資源を退避した後に、バッチサーバ環境の変更などにより、現在のバッチサーバ環境が退避時と異なる場合には、必ずバッチサーバ環境を削除してから復元を開始してください。
バッチサーバ環境の削除は、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチ実行基盤の削除”を参照して、バッチサーバ環境の資源だけ削除してください。


退避時に控えたセキュリティ権限グループ(バッチシステム利用グループ、Interstage運用グループ)のグループIDと、現在のグループIDが同じことを確認してください。異なる場合には、セキュリティ権限グループのグループIDを以前のIDに戻して、バッチ実行基盤を再インストールしてください


サンプル(退避簡易化ツール)を使用して一括退避したバッチサーバ環境資源を、サンプル(復元簡易化ツール)を使用しないで復元する場合には、“退避対象の資源の退避先”を参照して、退避したバッチサーバ環境資源の各資源の退避先(ディレクトリ名)を確認してください。

退避資源を格納するディレクトリの属性は以下のとおりにしてください。エクスプローラでディレクトリを選択し、プロパティ画面を表示して確認・設定します。
以下の属性をチェックしてください。
・検索を速くするため、このフォルダにインデックスを付ける
以下の属性のチェックを外してください。
・内容を圧縮してディスク領域を節約する
・内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する
また、他のディレクトリに複写・移動していた退避資源を上記のディレクトリに格納するときには、元のファイルの属性を変更しないようにしてください。XCOPYコマンドにより退避資源を複写する場合は、必ず/Kオプションにより、退避時の属性を変更しないようにしてください。
- 復元実施後、必要の無い退避資源を格納するディレクトリは削除し、不必要にディスク装置上に残さないようにしてください。
■バッチサーバ環境資源の復元手順
バッチサーバ環境資源の復元手順について以下に示します。

4.5.1 スプールの確認
4.5.2 Interstage環境資源の一括復元
4.5.3 世代ファイルの管理情報の復元
4.5.4 rcプロシジャの復元
4.5.5 配置したコマンドやスクリプトの復元
4.5.6 バッチワークユニットの配備元資源の復元
4.5.7 バッチワークユニット資源の復元
4.5.8 バッチジョブ定義格納ディレクトリの復元
4.5.9 バッチサービス資源の復元
4.5.10 バッチ実行基盤の動作確認
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