Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第3章 異常時の対処

3.1 異常の検知と標準的な対処

バッチ業務の異常は、システム管理者(SolarisおよびLinuxの場合はスーパユーザ、Windows(R)の場合はAdministratorsグループに所属するユーザ)がシステムログ(Windows(R)の場合はイベントログ)のメッセージを監視し対処します。
以下にバッチ業務の異常時の標準的な対処について説明します。

■バッチ業務の異常発生の検知

バッチ業務で異常が発生した場合、以下に出力されているエラーメッセージを確認してください。


バッチ業務の異常の監視を自動化する場合には、システムログ(Windows(R)の場合はイベントログ)に出力されるメッセージを監視する運用管理製品を使用してください。
バッチ業務を運用する上で、エラー種別が“ERROR”、および“WARNING”のメッセージを監視することを推奨します。

■バッチ業務の異常時の標準的な対処

システムログ(Windows(R)の場合はイベントログ)に出力された、エラーメッセージの意味を確認し、対処を行ってください。
対処のためにバッチシステムを一時停止する必要がある場合には、バッチシステムを利用している運用者に連絡してください。

■ジョブの標準的な扱い

ジョブの投入から終了までの間で、バッチ業務の異常が発生した場合、ジョブは異常終了します。ジョブのジョブ終了コードを以下に示します。

ジョブ終了コード

Systemwalker Operation Managerクライアントに表示されるジョブの終了コード

0x60000000番台

243 または 255

ジョブログ”には、バッチシステムのエラーメッセージが出力されます。
運用者は“ジョブが異常終了した場合の対処”の手順に従ってください。


ジョブ終了コードおよび、エラーメッセージについては、“Interstage Job Workload Server メッセージ集”を参照してください。

スケジュールジョブの実行依頼時に、Systemwalker Operation Managerで異常が発生した場合、バッチ実行基盤のジョブキューにジョブが投入されない場合があります。
Systemwalker Operation Managerクライアントに出力されるエラーメッセージをもとに対処を行い、再度スケジュールジョブを実行してください。


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