Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第2章 通常運用> 2.1 バッチシステムの運用> 2.1.6 世代ファイルの運用

2.1.6.1 通常のファイルを世代ファイルとして扱う

ファイルの世代管理機能では、バッチ実行基盤で世代ファイルとして作成したファイルの世代管理を行います。
このため、ファイルを世代ファイルとして取り扱うためには、ファイルを世代ファイルに組み込む必要があります。ファイルを世代ファイルに組み込むためには、ジョブで新たに世代ファイルを作成してください。
世代ファイルに組み込みが可能なファイルには以下があります。

ファイルを世代ファイルに組み込むジョブの概要を以下に示します。

バッチ実行基盤の外部からファイル転送で受信したファイル資源をバッチ実行基盤上で世代ファイルに組み込んで使用する例を示します。

以下に手順を示します。

■バッチジョブ定義の作成

世代ファイルに組み込みたいファイルを読み込んで、世代ファイルを作成するバッチジョブ定義を作成します。


バッチジョブ定義の作成方法については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“ジョブの開発”を参照してください。

■バッチアプリケーション(スクリプト)の作成

入力ファイルを出力ファイルにコピーするスクリプト(Windows(R)の場合バッチファイル)を作成します。

入力ファイルと出力ファイルには以下のファイルを設定します。

■バッチジョブ定義の登録

先に作成したバッチジョブ定義を登録します。


バッチジョブ定義の登録については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチジョブ定義の登録/更新”を参照してください。

■バッチアプリケーション(スクリプト)の配置と設定

先に作成したスクリプト(Windows(R)の場合バッチファイル)をジョブの実行環境へ配置し、環境設定を行います。


スクリプトの配置や環境設定については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“コマンドやスクリプトの配置と設定”を参照してください。

■世代ファイル情報の登録

組み込む世代ファイルの世代ファイル情報を登録します。


世代ファイル情報の登録については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“世代ファイル情報の登録・更新”を参照してください。

■ジョブの実行

先に作成した世代ファイルを作成する“ジョブを実行”します。


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