Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
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第6章 マルチサーバ管理機能> 6.11 開発環境から運用環境へのサイト移行> 6.11.1 開発環境から運用環境へのサイト移行

6.11.1.3 運用環境へバックアップ資源を移入

 運用環境で移入を行う一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を作成します。
 事前にバックアップ資源を移入対象サーバへコピーしてください。
 作成した一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を使用して、移入を行ってください。
 管理サーバ、全ての管理対象サーバに対して移入を行ってください。

 移入の詳細な手順は“管理サーバのInterstage資源の移入手順”、“管理対象サーバのInterstage資源の移入手順”、“メンテナンスの一括実行”および“メンテナンス(資源のバックアップ)”に記載されている移入(他サーバへの資源移行)手順を参照してください。

■一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)作成時の注意事項

 管理対象サーバを移入する場合、以下のサービス資源については、移入時に、IPアドレスやホスト名のカストマイズが必要となる場合があります。
 カストマイズが必要な場合は、サイト情報定義ファイルを参照して正しい値を設定してください。
 定義項目の詳細については“バックアップ・リストア対象資源の定義方法”を参照してください。

セクション名

項目名

定義する場合の注意

Common

HOST

運用環境の移入先の自サーバの業務LAN ホスト名を指定してください。

JMX

JMX_IPADDRESS

運用環境の移入先の自サーバの管理LAN IPアドレスを指定してください。

JMX_SITEINFO

サイトの移行を行うためonを設定してください。

IHS

IHS_HOST_TABLE

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前、変更後の業務LAN ホスト名/IPアドレスを記述してください。

IJServer

IJSERVER_HOST_TABLE

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前、変更後の業務LAN IPアドレスを記述してください。


セクション名

項目名

定義する場合の注意

Common

host

運用環境の移入先の自サーバの業務LAN ホスト名を指定してください。

target_server

移入を行うためothersを指定してください。

JMX

ipaddress

運用環境の移入先の自サーバの管理LAN IPアドレスを指定してください。

siteinfo

サイトの移行を行うためonを設定してください。

IHS

ihs_host_table

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前、変更後の業務LAN ホスト名/IPアドレスを記述してください。

IJServer

ijserver_host_table

サイト情報定義ファイルに記載したすべての変更前、変更後の業務LAN IPアドレスを記述してください。


 移入時にカストマイズしたIPアドレス、ホスト名が、サイト情報定義ファイルと一致していない場合、管理対象サーバとの通信、または業務の連携が行えなくなります。

■移入の実行

 移入の一括実行バッチファイル(シェルスクリプト)を使用して移入を行います。
 移入の詳細な手順は、“メンテナンスの一括実行”を参照してください。


 移入先のサイトのアプリケーション操作種別が個別操作モードの場合は、サイトの移行に失敗します。移行先のサイトのアプリケーション操作種別が一括操作モードであることを確認してください。アプリケーション操作種別については、“アプリケーション操作種別の設定”を参照してください。


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