Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
|
目次
索引

|
6.4.3.2 個別操作モード
アプリケーションの操作を管理対象サーバのInterstage管理コンソールおよびコマンドを通して行なうモードです。
個別操作モードの操作可能範囲については、“一括操作機能”および“管理対象サーバにおける運用操作について”を参照してください。
個別操作モードを利用することによって、マルチサーバ管理機能をSystemwalker Software Deliveryなどのソフトウェア資源配付製品と連携して使用することができます。詳細については“Systemwalker Software Deliveryと連携したアプリケーション配付・世代管理”を参照してください。

- バージョンV7の管理対象サーバに関して個別操作モードは適用されません。Webサーバコネクタの移動を除いて、一括操作モードと同じ操作範囲となります。
- リザーブサーバに関して個別操作モードは適用されません。一括操作モードのリザーブサーバと同じ操作範囲となります。
- 管理対象サーバがWindows Server 2003 for Itanium-based Systemsである場合は、Systemwalker Software Deliveryと連携したアプリケーション配布・世代管理は行えません。
個別操作モードでIJServerへアプリケーションの配備を行う場合、アプリケーションのサーバ間にまたがる設定が必要になります。
個別操作モードでのアプリケーションの配備後、アプリケーションが正しく配備されているかを確認するために
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]のアプリケーション状態/配備解除タブで「状態の再取得」を行うことを推奨します。
- Webサーバコネクタの設定
IJServerに配備されているWebアプリケーション名をWebサーバコネクタに設定する必要があります。詳細は“J2EEユーザーズガイド"の“Servletサービスの運用準備"の”IJServerとWebサーバを分離して運用する場合の手順”を参照してください。

Webアプリケーションを配備する場合は、WebサーバコネクタとServletコンテナの配置先が同一のIJServerにおいても、上記の設定は必須です。
- Servletコンテナの設定
EJBコンテナで出力されたクライアント配布物を、Servletコンテナへコピーする必要があります。詳細は"EJBを参照する場合の環境設定"を参照してください。
また、Servletコンテナに配備するEARファイル内のSharedディレクトリ内に、あらかじめクライアント配布物を格納しておくことでも対応可能です。EARファイル内のSharedディレクトリについては“J2EEユーザーズガイド"の“IJServerで使用するクラスの設定について"の"アプリケーションのクラス"を参照してください。

・ Systemwalker Software Delivery連携時は、EARファイル内のSharedディレクトリ内にクライアント配布物を格納しておく方法を推奨します。
・ ServletコンテナとEJBコンテナが同一配置先のIJServerでは、上記の設定は必要ありません。

[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]のアプリケーション状態/配備解除タブの「状態の再取得」では上記が正しく設定されていることの確認は行えません。
アプリケーション状態再取得時において、以下の場合は操作に失敗します。
- サーバグループ内でアプリケーション定義が一致しない
アプリケーション状態再取得時において、すべてのサーバグループについて、そのサーバグループに所属している管理対象サーバはお互いにアプリケーション定義が一致していなくてはいけません。一致していない場合は、アプリケーション状態再取得に失敗します。
- IJServerとWebサーバを分離して運用する場合、IJServerとWebサーバの設定の整合性が取れていない
多階層IJServerにおいて、IJServerとWebサーバを分離して運用する場合、IJServerに配備されているWebアプリケーション名が、Webサーバに正しく設定されている必要があります。手順についての詳細は“J2EEユーザーズガイド"の"IJServerとWebサーバを分離して運用する場合の手順"を参照してください。
■個別操作モードから一括操作モードへ変更時の注意事項
- 個別操作モードから一括操作モードへの変更が失敗した場合、管理コンソール上では個別操作モードのままとなり、一括管理タブから配備等の操作は行なえないままとなります。
その他の注意事項は、“アプリケーション状態再取得時の注意事項”と同様です。
■サイト内にV7の管理対象サーバを含む場合の注意事項
サイト内にV7の管理対象サーバを含む場合、V7の管理対象サーバについては一括操作モードのままとなります。
Copyright 2007 FUJITSU LIMITED