Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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付録I トランザクションアプリケーションのワークユニット機能 | > I.1 ワークユニットの概要 |
ワークユニットを利用することにより、以下の運用が可能になります。
以下に、ワークユニットに定義して利用できる主な機能について説明します。
機能 |
トランザクションアプリケーションのワークユニット |
---|---|
アプリケーションプロセス多重度 |
○ |
アプリケーション自動再起動 |
○ |
サーバアプリケーションタイマ機能 |
○ |
カレントディレクトリ |
○ |
環境変数 |
○ |
キュー制御 |
○ |
キュー閉塞/閉塞解除 |
○ |
最大キューイング機能 |
○ |
滞留キュー数のアラーム通知機能 |
○ |
バッファ制御 |
○ |
優先度制御 |
○ |
ワークユニットのアプリケーション自動再起動失敗時の縮退運用 |
− |
ワークユニットのプロセス多重度変更 |
○ |
コード変換 |
− |
出口機能 |
○ |
○:対応 −:未対応
トランザクションアプリケーションを作成する作業について説明します。トランザクション連携の形態は、大きく以下の2つに分けられます。
1つのアプリケーションは、1つのデータベースとだけ連携します。トランザクションは、1つのサーバ内に閉じており、トランザクションはサーバ側で制御します。
1つのアプリケーションは、複数のデータベースと連携し、同時更新を行うことができます。トランザクションはクライアント側またはサーバ側で制御できます。
また、別のサーバシステムにあるデータベースとの連携も可能です。これにより、トランザクションアプリケーションやデータベースなどの資源が自由に配置できるようになり、より柔軟な運用設計が可能となります。なお、グローバルトランザクションは、X/Openの規定したXA仕様(インタフェース)に準拠しています。
以下に、ローカルトランザクション連携とグローバルトランザクション連携の場合の運用イメージを示します。
トランザクションアプリケーションを利用するためには、CORBAアプリケーションを利用する場合の作業のほかに、トランザクションに関連した作業が必要となります。
ここでは、トランザクションアプリケーションを利用する場合に必要な作業について説明します。
まず、トランザクション連携を行う前に理解しておく必要のある、以下の内容について説明します。
トランザクションの形態に応じてそれぞれ必要となる作業については、以下の内容で説明します。
また、トランザクションアプリケーションの以下について説明します。
システム規模ごとのワークユニットに登録可能なオブジェクト数は、以下の計算式を満たす必要があります。
[条件式]
登録可能オブジェクト数 = システム規模ごとの内部制限値 − トランザクションアプリケーションのワークユニット数 − マルチオブジェクト常駐を使用するワークユニットの数
[内部制限値]
small : 202
moderate : 402
large : 602
super : 1002
ワークユニット1つに対してオブジェクトが1つの場合、それぞれ起動できるワークユニットの最大数は以下になります。
small : 101
moderate : 201
large : 301
super : 501
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