Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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G.1.3 活性変更の新環境への切り替え(change)フェーズ
活性変更の新環境への切り替え(change)フェーズでは、ischangewuコマンドにより、旧プロセスの要求処理を一時停止(仕掛中の要求処理が完了後、一時停止)し、現在キューに滞留している処理要求とそれ以降の要求は、新プロセスが処理を開始します。
なお、活性変更を中止する場合は、isrollbackwuコマンドを実行することにより、新プロセスの環境を削除し、旧環境での運用を継続します。
- 活性変更の新環境への切り替え(change)フェーズ完了時点では、万一、新環境でのアプリケーションの動作に異常があった場合、切り戻しを可能とするため、旧プロセスは一時停止状態で待機しています。この時点でも当該ワークユニット配下のアプリケーションプロセス数は、通常運用時の2倍(プロセス多重度を変更した場合は、旧環境と新環境のプロセス多重度の合計値)のままです。
- 活性変更の準備(prepare)フェーズのワークユニットに対してのみ、ischangewuコマンドが実行できます。
- ischangewuコマンドを実行した時点で、旧プロセスで仕掛中の処理はそのまま終了まで継続し、キューに滞留中の要求と新規の要求が新プロセスで処理されます。そのため、一時的に旧/新両方のプロセスが動作する場合があります。
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