Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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付録A ワークユニット定義 | > A.3 ワークユニット定義の制御文 | > A.3.4 Application Programセクション |
アプリケーションがstring ,wstring ,charおよびwcharデータを受信する時の文字コード系を指定します。
本ステートメントはワークユニット種別が“ORB”、“WRAPPER”の場合に有効です。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、ワークユニット種別によって以下のようにみなします。
− ワークユニット種別が“ORB”の場合、“DISABLE”が指定されたものとみなします。アプリケーション間でのコード系を取り決める必要があります。
− ワークユニット種別が“WRAPPER”の場合、クライアントのコード系はShiftJISを使用しているとみなしAIMアプリケーションのコード系(JEF-EBCDIC)に変換します。
また、本ステートメントはサーバアプリケーション間では無効です。
指定値 |
コード系 |
---|---|
SJIS |
ShiftJIS |
EUC |
EUC |
UNICODE |
UNICODE |
SJISMS |
Windows(R)用ShiftJIS |
U90 |
U90 |
JEF_LOWER |
JEFコード(英小文字) |
JEF_KANA |
JEFコード(カナ) |
JEF_ASCII |
JEFコード(ASCII) |
DISABLE |
コード変換なし |
“JEF_LOWER”,“JEF_KANA”,“JEF_ASCII”は,通常グローバルサーバで使われるコード系です。そのため、以下のようなシステムを構築する場合などに有効となります。
指定値 |
コード系 |
---|---|
SJIS |
ShiftJIS |
EUC |
EUC |
UNICODE |
UNICODE |
SJISMS |
Windows(R)用ShiftJIS |
U90 |
U90 |
DISABLE |
コード変換なし |
ワークユニット種別が“WRAPPER”の場合は、クライアントからのstringデータを、本ステートメントで指定したコード系に変換後、JEF-EBCDICに変換してAIMアプリケーションに通知しますので、“SJIS”、“EUC”、“DISABLE”以外は指定できません。“DISABLE”が指定された場合、クライアントのstringデータの文字コード系をShiftJISと判断して、クライアントからのstringデータを直接JEF-EBCDICに変換します。クライアントのコード系がShiftJISに限定されない場合、本ステートメントには、“EUC”または“SJIS”の指定が必要です。
アプリケーションがCOBOLかつUNICODEの場合には、本ステートメントに必ず“UNICODE”の指定が必要です。この場合、COBOLアプリケーションの翻訳時の翻訳オプションにUNICODE(例:RCS(UCS2))を指定してください。実行時は特に注意すべき点はありません。
ワークユニット種別が“WRAPPER”の場合は、クライアントからのstringデータを、本ステートメントで指定したコード系に変換後、JEF-EBCDICに変換してAIMアプリケーションに通知しますので、“SJIS”、“EUC”、“DISABLE”以外は指定できません。“DISABLE”が指定された場合、クライアントの string データの文字コード系をEUCと判断して、クライアントからのstringデータを直接JEF-EBCDICに変換します。クライアントのコード系がEUCに限定されない場合、本ステートメントには、“EUC”または“SJIS”の指定が必要です。
アプリケーションがCOBOLかつUNICODEの場合には、本ステートメントに必ず“UNICODE”の指定が必要です。 この場合、COBOLアプリケーションのコンパイル時に、ロケールをUNICODE(例:LANG=ja_JP.UTF-8)に設定し、かつ“Environment Variable”ステートメントで実行時のロケールとしてUNICODE(例:LANG=ja_JP.UTF-8)を指定してください。
また、サーバをShift-JIS環境で運用する場合、WindowsNT環境と連携する際にも本ステートメントに“SJIS”を指定する必要があります。
OS |
Windows, Solaris, Linux |
有効なワークユニット種別 |
ORB, WRAPPER |
省略可否 |
省略可能 |
(注) “WRAPPER”はWindows、Solarisでサポートされており、Linuxでは未サポートです。
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