Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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4.5.4.6 運用操作API群を使用するアプリケーションの作成方法
Interstage運用APIを使用するアプリケーションは、killコマンドまたはCtrl-Cで強制終了しないでください。強制終了した場合、Interstageが無応答になる場合があります。
以下のいずれかの方法でアプリケーションを作成することにより、強制終了した場合にInterstageが無応答になるのを回避することができます。
- プロセスを強制終了させるシグナルを無視する処理をメイン関数に追加する。
- プロセスを強制終了させるシグナルに対するシグナルハンドラを作成し、メイン関数にそのシグナルハンドラを登録する。
シグナルハンドラの作成時の注意
シグナルハンドラ内でプロセスを終了しないようにしてください。
以下に記述例を示します。
SIGTERMを受け付ける場合
#include <signal.h>
:
static void sig_term(); /* シグナルハンドラ(SIGTERM) */
int endflg; /* 終了フラグ */
main()
{
ISOP_LSTWU lstwu;
:
endflg=0; /* 終了フラグの初期化 */
signal( SIGTERM, sig_term); /* シグナルハンドラの登録 */
:
while(1) {
:
ISOPnotify( (char *)&lstwu); /* 運用APIの発行 */
:
if( endflg == 1) { /* 終了フラグがONの場合、プロセス終了 */
/* 終了処理 */
return;
}
}
}
static void sig_term()
{
endflg = 1; /* 終了フラグにONを設定 */
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