Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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4.5.1.2 Interstage運用情報通知
ISOPnotify関数は、Interstageの運用情報通知機能を提供します。
ワークユニット名通知
API発行時に定義されているすべてのワークユニットに関する情報を通知します。本APIを繰り返し使用することによりワークユニット名の一覧を取り出すことができます。
本APIでは、ワークユニット名以外に以下の情報を通知します。
オブジェクト名通知
API発行時に定義されているオブジェクトに関する情報を通知します。本APIを繰り返し使用することにより指定したワークユニットに登録されているオブジェクト名の一覧を取り出すことができます。
本APIでは、オブジェクト名以外に以下の情報を通知します。
- ワークユニットに登録されているオブジェクトの総数
- オブジェクト形態
- 定義登録時のプロセス多重度
- DPCF通信パス名
- 最大キューイング数
- 監視キューイング数
- 監視再開キューイング数
- インスタンス数
なお、指定されたワークユニットの種別により、通知する情報が異なります。
- プロセス多重度は、オブジェクトの形態が常駐型の場合と、非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型の場合で意味が異なります。
オブジェクトの形態が常駐型の場合は、指定されたオブジェクトのプロセス多重度です。
非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型の場合は、ワークユニット内に定義されている非常駐型のオブジェクト、またはマルチオブジェクト常駐型のオブジェクトすべてが同時に動作するプロセス多重度の最大数を意味します。
- オブジェクト情報通知機能で獲得する非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型のオブジェクトのキュー数、要求数はそれぞれのオブジェクトに対するものです。
- ワークユニット種別がWRAPPERのオブジェクトの最大キューイング数とは、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義に記述されたシステム最大保留セション数にあたります。この値はシステム全体の値であり、DPCF通信パスごとの最大値ではありません。
ワークユニット定義で記述されているDPCF通信パス名がコンポーネントトランザクションサービスの環境定義に記述されている場合は、このシステム最大保留セション数を最大キューイング数として通知します。
ワークユニット定義で記述されているDPCF通信パス名がコンポーネントトランザクションサービスの環境定義に記述されていない場合、このDPCF通信パスについては負荷抑制が行われません。この場合、システム最大保留セション数は無効な値となるため、最大キューイング数として0を通知します。
ワークユニット情報通知
API発行時のワークユニットの情報を通知します。通知する情報は運用中、起動処理中、停止処理中、停止中(APIによる停止、コマンドによる停止、ワークユニット異常停止、自動停止)のいずれかです。
注)自動停止はSolaris、Linuxのみです。
オブジェクト情報通知
API発行時のオブジェクトの情報を通知します。オブジェクトの状態以外に以下の情報を通知します。
- オブジェクトの状態
- DPCF通信パスの状態
- キュー数
- 累積処理件数
- 運用中のプロセス多重度
- インスタンス数
- キュー監視状態
- スレッド数
なお、指定されたオブジェクトが定義されているワークユニットの種別により、通知する情報が異なります。
インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名通知
API発行時に指定したインプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクトに関する情報を通知します。本APIを繰り返し使用することにより、インプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクト名の一覧を取り出すことができます。
本APIでは、インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名以外に以下の情報を通知します。
- インプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクトの総数
- インプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクト名
- 取得済みインプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクト数
インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト情報通知
API発行時に指定したインプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクトに関する情報を通知します。
指定されたオブジェクトの状態について、以下の情報を通知します。
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