Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド |
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第4章 ワークユニット運用/監視 | > 4.1 CORBAワークユニットの運用 |
CORBAワークユニットの停止方法について説明します。
ワークユニットの停止方式には、以下の3つ種類があります。
isstopwuコマンドでワークユニット名を指定して停止します。
isstopwu ISSAMPLE1 |
同期停止を行う場合は、isstopwuコマンドで“-s ワークユニット名”を指定してください。
強制停止を行う場合は、isstopwuコマンドで“-c ワークユニット名”を指定してください。停止中のワークユニットを強制停止する場合は、別の端末エミュレータからコマンドを実行してください。
isstopwuコマンドが複数同時に実行された場合、ワークユニットは同時並行で停止されます。
ワークユニットの停止に成功した場合、コマンドの応答メッセージとして、以下のメッセージが出力されます。
isstopwu: 情報: is30199:コマンドが正常に終了しました |
ワークユニットの停止に失敗した場合、コマンドの応答メッセージとして、原因を示すメッセージが出力されます。出力されているメッセージの対処を“メッセージ集”で確認し、原因を取り除いた後、再度ワークユニットを停止してください。なお、原因を示すメッセージは、同時にシステムログに出力される場合がありますので、システムログも確認し、出力されているメッセージの対処に従ってください。
ワークユニットの起動は、以下の手順で行います。
ワークユニットの停止に成功した場合、Interstage管理コンソールに、以下のメッセージが出力されます。
IS: 情報: is41005: CORBAアプリケーションが正常に停止しました(ワークユニット名=%s) |
ワークユニットの起動に失敗した場合、Interstage管理コンソールに、以下のメッセージが出力されます。
IS: エラー: is20450:ワークユニット(%s)の処理に失敗しました 理由コード(%d) |
%sには、ワークユニット名が表示されます。
%dには、理由コードが表示されます。理由コードは“メッセージ集”の該当メッセージIDの説明に記載されています。理由コードに応じた処置を行い、ワークユニットを再起動してください。
また、原因を示すメッセージは、同時にシステムログに出力される場合があります。システムログも確認し、出力されているメッセージの対処に従い、原因を取り除いた後、ワークユニットを再起動してください。
なお、同期停止を選択した場合で、アプリケーションの処理遅延などの原因により停止処理に時間がかかった場合、停止開始から60秒が経過するとis20450メッセージが出力され、停止処理中のままInterstage管理コンソール上ではエラー復帰します。その場合、しばらくしてから状態の再取得を実施し停止が完了したかどうかを確認してください。停止処理中から変化しない場合は、強制停止を実行することができます。
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