以下の手順で、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
ポイント
Storage管理サーバ業務のカスタマイズ作業を実施した時のログオンしたユーザーを記録しておいてください。
記録したユーザーは、Storage管理サーバ業務の削除を実施する際に利用します。
Storage管理サーバ業務のカスタマイズ作業を実施した時にログオンしたユーザー以外でログオンし、Storage管理サーバ業務の削除を行った場合、Storage管理サーバ業務の削除が失敗することがあります。
注意
Windows版MSCS/WSFCでのカスタマイズ作業を、ドメインのAdministratorsに所属したユーザーで行う場合、Windowsサービスの「Computer Browserサービス」が開始されている必要があります。
開始されていない場合は、Windows版MSCS/WSFCでのカスタマイズ作業のために、「Computer Browserサービス」を開始してください。
以下のサービスを利用して本処理を実行する場合は注意が必要です。
ターミナルサービス(リモートデスクトップ接続による利用)
Storage管理サーバがWindows Server 2003の場合、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行う必要があります。コンソールセッション接続の方法は、以下を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/947723/ja
http://support.microsoft.com/kb/278845/ja
以下のサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生するため、以下のサービスを利用しないでください。
Telnetサーバーサービス
ポイント
以下条件の環境でクラスタの設定を行う場合は、「付録E Windows Server 2008 x64環境でのクラスタ設定」を参照してください。
オペレーティングシステムが以下のどちらかである。かつ、
Windows Server 2008 x64 Edition
Windows Server 2008 R2
以下のどちらかのAdvancedCopy Managerを導入している。
マネージャを導入している。
インストールの[Exchange機能選択画面]で「ExchangeServer2007連携オンラインバックップ」のチェックボックスをOFFにして、エージェントを導入している。
プライマリノードを再起動します。
プライマリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順2に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
必要に応じて、既存の業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタグループに追加する場合は、クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を利用して、該当クラスタグループの業務を停止してください。新規にクラスタグループを作成する場合は、この作業は必要ありません。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクと、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクはオンラインにしておきます。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクはオンラインにしておきます。
クラスタグループの停止方法、共有ディスクのオンライン方法は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clustering上で、所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を利用して、プライマリノードでQuorumディスクとAdvancedCopy Managerで使用する共有ディスクの所有権、および業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
プライマリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
「3.3 項目の確認」で準備した、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのディスクリソースを選択します。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。必要なディスク容量については算出した共有ディスク容量を使用し、空き容量が十分か判断してください。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
プライマリノードのクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面が表示されます。
Storage管理サーバ業務の場合
Storageサーバ業務の場合
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」であることを確認します。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
論理ノード名
「3.3 項目の確認」で準備した、論理ノード名を入力します。
業務名
「3.3 項目の確認」で準備した、業務名を入力します。
クラスタ名
「3.3 項目の確認」で確認した、クラスタ名を入力します。
IPアドレス
「3.3 項目の確認」で準備した、論理IPアドレスを入力します。
新規にIPアドレスリソースを作成
上で入力したIPアドレスが、新規に準備したIPアドレスの場合、このラジオボタンを選択します。選択した場合のみ、以下の3項目に入力します。
サブネットマスク
上で入力したIPアドレスのサブネットマスクを入力します。
ネットワーク名
「3.3 項目の確認」で準備した、ネットワーク名を入力します。
外部接続用ネットワーク名
「3.3 項目の確認」で確認した、外部接続用ネットワーク名を入力します。
既存のIPアドレスリソースを使用
上で入力したIPアドレスが、既存クラスタグループから引き継いだIPアドレスの場合、このラジオボタンを選択します。選択した場合のみ、以下の1項目に入力します。
IPアドレスリソース
「3.3 項目の確認」で確認した、IPアドレスリソース名を入力します。
Storage管理サーバ業務
Storage管理サーバ業務の場合、この項目にチェックします。チェックしなかった場合、Storageサーバ業務の設定が行われます。
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号・サービス設定/解除コマンド]画面が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
アカウント名
AdvancedCopy Managerインストール時のアカウントが表示されます。
パスワード
AdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。
通信サービス
「3.3 項目の確認」で準備した、業務用通信サービスのポート番号を入力します。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順10に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順16に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を設定します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面が表示されますので、必要に応じて表示されている内容を変更し、[継続]ボタンをクリックしてください。AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを同じにする場合は、データベース作成フォルダとして手順6で選択したドライブを指定します。なお、データベースは、必ず、共用ディスク上に作成してください。
データベース作成フォルダ
各々のデータベースの格納先を、ドライブ名を含む絶対パスで入力します。ここで入力するフォルダ名は、NTFSでフォーマットされた新規のフォルダ名です。指定したフォルダNTFS以外でフォーマットされている場合や、すでに存在する場合は、別の名前に変更してください。
各々のデータベースの格納先を作成するドライブのプロパティにおいて、[全般]タブにある、[ドライブを圧縮してディスク領域を空ける]をチェックしないでください。
ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して、性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
各々のデータベースを作成するフォルダのプロパティにおいて、[全般]タブの[詳細設定]または[詳細]から、[属性の詳細]にある、[圧縮属性または暗号化属性]項目をチェックしないでください。
圧縮属性にチェックした場合、ドライブ圧縮と同様に、通常のI/O処理と比較して、性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
暗号化属性にチェックした場合、暗号解除ができず、アクセスエラーが発生するためです。
データベースサイズ
データベースの大きさをMB単位で指定します。指定値は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「データベース領域の見積り」を参照してください。デフォルト値を利用する場合は、[デフォルト使用]チェックボックスをチェックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを設定します。
データベースをアクセスするユーザー名/パスワードを入力します。入力が完了した後、[設定]ボタンをクリックしてください。なお、Storage管理サーバのIPアドレス欄には、クラスタセットアップコマンド画面で設定済みのIPアドレスが表示されますが、変更はできません。
ユーザー名とパスワードには、以下の条件があります。
オペレーティングシステムで指定できるユーザー名、パスワード
注意
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更」を参照し、再設定処理を行ってください。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
プライマリノードのクラスタセットアップを終了します。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、セカンダリの設定を行います。
Storage管理サーバ業務の場合、必要に応じて、ディスクリソースを移動します。
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを分けた場合、クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を使用して、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクのディスクリソースを業務へ移動してください。ディスクリソースの移動方法は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
セカンダリノードAを再起動します。
AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
セカンダリノードAで業務の所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を利用して、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clustering上で、セカンダリノードAで業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
セカンダリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「セカンダリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのリソースを選択します。プライマリノードの設定と同じ値を選択してください。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
セカンダリノードAにおけるクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務場合
Storageサーバ業務の場合
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号・サービス設定/解除コマンド]画面が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。
パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順26に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順32に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[継続]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。
[IPアドレスとリポジトリアクセスユーザ設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[設定]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
セカンダリノードのクラスタセットアップを終了します。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順49に進みます。
カスケード運用の場合、手順33に進みます。
セカンダリノードBを再起動します。
AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順34に進みます。
注意
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順33~手順48の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
セカンダリノードBで業務の所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を利用して、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clustering上で、セカンダリノードBで業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
セカンダリノードBで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「セカンダリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのリソースを選択します。プライマリノードの設定と同じ値を選択してください。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、[はい]ボタンをクリックします。
「設定済みのセカンダリノード数」には、セットアップ済みのセカンダリノードのノード数が出力されます。
注意
確認のデフォルトが[いいえ]ボタン(処理のキャンセル)であることに注意してください。
セカンダリノードBにおけるクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合
Storageサーバ業務の場合
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号・サービス設定/解除コマンド]画面が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。
パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順42に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順48に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[継続]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。
[IPアドレスとリポジトリアクセスユーザ設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[設定]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
セカンダリノードBのクラスタセットアップを終了します。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
注意
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順33~手順48を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順33から実施してください。全てのセカンダリノードBで作業(手順33~手順48)が終了した場合、手順49に進んでください。
必要に応じて、リソースの依存関係と実行可能な所有者を設定します。
リソースの依存関係を設定します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを分けた場合、クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を使用して、以下のリソースの依存関係にAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクリソースを追加してください。リソースの依存関係の追加方法は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
SymfoWARE RDA RDBSWSTF (Windows Server 2008およびWindows Server 2008 R2以外のみ追加)
SymfoWARE RDB RDBSWSTF
バックアップ管理などの運用を実施する(Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務、Storageサーバ業務)場合、クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を使用して、以下のリソースの依存関係に業務用のディスクリソースを追加してください。
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名
注意
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名と業務用のディスクリソースとの依存関係は、業務のボリュームの追加/削除等を実施するときに設定しなおす必要があります。詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「クラスタ運用時の注意事項」を参照してください。
クラスタグループのノード数よりクラスタシステムのノード数が多い場合(たとえばn:1運用待機等)、実行可能な所有者を変更します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を使用して、当該クラスタグループに属しているAdvancedCopy Managerのリソースのプロパティ情報(実行可能な所有者)をクラスタグループで動作するノードのみに変更してください。実行可能な所有者の変更方法は、Microsoft(R) Cluster Service/Windows Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。
変更するAdvancedCopy Managerのリソースは、以下のとおりです。
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名
AdvancedCopy ACL Service(Storage管理サーバ業務の場合)
AdvancedCopy GUI Service(Storage管理サーバ業務の場合)
SymfoWARE RDA RDBSWSTF(Storage管理サーバ業務の場合)
SymfoWARE RDB RDBSWSTF(Storage管理サーバ業務の場合)
AdvancedCopy IP Address_論理ノード名(AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップコマンドで「新規にIPアドレスリソースを作成」を選択した場合)
AdvancedCopy Network_論理ノード名(AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップコマンドで「新規にIPアドレスリソースを作成」を選択した場合)
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク(Storage管理サーバ業務の場合)
バックアップボリュームまたは複写先ボリューム(Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務、Storageサーバ業務の場合)
プライマリノードで、AdvancedCopy Managerサービスを起動します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバ クラスタ管理(WSFCの場合)を利用して、設定を完了したクラスタグループをオンラインとし、AdvancedCopy Managerのサービスを起動します。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「データベースの退避方法」を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
Windowsのエクスプローラーのコピー機能などを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のフォルダをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\var
動作ノードを確認します。
クラスタアドミニストレータ(MSCSの場合)またはフェイルオーバクラスタ管理(WSFCの場合)を使用して、該当するノードでクラスタグループが動作することを確認してください。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUIなどを使用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
注意
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。