ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

付録E Windows Server 2008 x64環境でのクラスタ設定

ここでは、以下の環境のクラスタ設定手順について説明します。

クラスタの設定手順は以下のとおりです。WSFCの設定方法は、Microsoft Server(R) Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。

  1. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順1から手順4までを実施します。

  2. WSFCで以下のリソースを作成します。

    • 「サービスとアプリケーションフォルダ」に業務名のアプリケーションフォルダを作成

      [操作]-[その他のアクション]-[空のサービスまたはアプリケーションの作成]で、アプリケーションフォルダを作成します。

    • IPアドレスリソースを作成

      [操作]-[リソースの追加]-[その他のリソース]-[2-IPアドレスの追加]で行います。

  3. IPアドレスリソースのプロパティを設定します。

    リソース名に任意の値を設定します。
    使用するネットワーク(サブネット)を選択します。
    静的IPアドレスに論理IPアドレスを設定します。

  4. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順5および手順6を実施します。

  5. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順7を実施します。

    「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で「既存のIPアドレスリソースを使用」を選択してください。

  6. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順8から手順14までを実施します。

  7. プライマリノードのクラスタセットアップを終了します。

    • Storage管理サーバの場合

      swstf8514のエラーが発生します。以下の作業を実施してください。

      1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniを編集します。

        [Primary]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

      2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
        ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時のプログラムディレクトリ」です)

        [論理ノード名]タグのSetupの値を、YESに変更してください。
        [論理ノード名]は、「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した論理ノード名の値です。

      3. $ETC_DIR\etc\swstg.iniを編集します。
        ($ETC_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です)

        [Common]タグのTypeの値を、2に変更してください。

    • Storageサーバの場合

      swstf8100のメッセージが表示されます。次に進んでください。

  8. 引き続き、セカンダリノードの設定を実施します。
    4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順16から手順29までを実施します。

  9. セカンダリノードのクラスタセットアップを終了します。

    swstf8514のエラーが発生しますが、そのまま次に進んでください。

  10. リソースの設定を行います。

    • Storage管理サーバの場合

      1. 以下のリソースを削除します。

        - AdvancedCopy GUI Service
        - SymfoWARE RDB RDBSWSTF

      2. WSFC管理で、以下のサービスをリソースに追加します。
        a) AdvancedCopy ACL Service
        b) AdvancedCopy GUI Service
        c) AdvancedCopy COM Service for 論理ノード名 ()
        d) SymfoWARE RDB RDBSWSTF

        : 論理ノード名が付いているサービスを追加してください。論理ノード名は、「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した値です。リソース名は「AdvancedCopy COM Service_論理ノード名」にしてください。

      3. 上記のそれぞれのサービスに、依存関係を設定してください。

        a)~d)のサービスに、共有ディスクのリソースを設定してください。
        c)のサービスに、論理IPアドレスのリソースを設定してください。

    • Storageサーバの場合

      1. WSFC管理で、次のリソースを削除します。

        AdvancedCopy COM Service_論理ノード名 ()

        :論理ノード名は「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した値です。

      2. 以下のサービスをリソースに追加します。

        - AdvancedCopy COM Service for 論理ノード名 ()

        : 論理ノード名が付いているサービスを追加してください。論理ノード名は、「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した値です。リソース名は「AdvancedCopy COM Service_論理ノード名」にしてください。

      3. 上記のサービスに、依存関係を設定してください。

        共有ディスクのリソースを追加してください。

  11. 定義ファイルを編集します。

    • Storage管理サーバの場合

      1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniを編集します。

        [Secondary]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

      2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
        ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時のプログラムディレクトリ」です)

        [論理ノード名]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

      3. $ETC_DIR\etc\swstg.iniを編集します。
        ($ETC_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です)

        [Common]タグのTypeの値を、2に変更してください。

    • Storageサーバの場合

      1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniを編集します。

        [Secondary]タグのSetupの値を、YESに変更します。

      2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
        ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時のプログラムディレクトリ」です)

        [論理ノード名]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

    引き続き、セカンダリノードBの設定を行います。
    カスケード運用の場合は、次に進んでください。
    1:1運用待機、相互待機、またはn:1運用待機の場合は、本章の手順16に進んでください。

  12. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順31から手順44までを実施します。

  13. セカンダリノードBのクラスタセットアップを終了します。

    swstf8514のエラーが発生しますが、そのまま次に進んでください。

  14. 定義ファイルを編集します。

    • Storage管理サーバの場合

      1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniの最後尾に、次の3行を追加します。

        [Secondary_2]
        Setup=YES
        Date=00/00/00 00:00:00

        なお、3台目のセカンダリノードの場合は、上記の[Secondary_2]を[Secondary_3]としてください。

      2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
        ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時のプログラムディレクトリ」です)

        [論理ノード名]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

      3. $ETC_DIR\etc\swstg.iniを編集します。
        ($ETC_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です)

        [Common]タグのTypeの値を、2に変更してください。

    • Storageサーバの場合

      1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniの最後尾に、次の3行を追加します。

        [Secondary_2]
        Setup=YES
        Date=00/00/00 00:00:00

        なお、3台目のセカンダリノードの場合は、上記の[Secondary_2]を[Secondary_3]としてください。

      2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
        ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールした時のプログラムディレクトリ」です)

        [論理ノード名]タグのSetupの値を、YESに変更してください。

  15. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順46から手順48までを実施します。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている場合は、そのノードで、本章の手順12から実施してください。

  16. 4.6.2 カスタマイズ作業詳細」の手順49および手順50を実施します。

以上で作業は終了です。