AdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
注意
インストール時には、すべてのノードで同一環境(同じローカルドライブ名、同じポート番号、かつ同じインストールディレクトリ)でインストールする必要があります。
共有ディスクにはインストールしないでください。
インストール時に指定する通信サービスのポート番号は、ローカル業務用通信サービスのポート番号です。クラスタ業務用通信サービスのポート番号の設定は、運用方法に従って以下の個所で実施します。
「第4章 Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ」中のクラスタシステムに対応した「カスタマイズ」の手順で実施します。
インストールの流れを以下に示します。先にインストールする側のノードをプライマリノード、他方をセカンダリノードと呼びます。
カスケード運用の場合、すべてのセカンダリノードでセカンダリノードの手順を実施してください。
以下の手順でAdvancedCopy Managerエージェント機能のインストールを行います。
プライマリノードにログオンします。
プライマリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。また、以下の説明で(セカンダリノードの場合)となっている部分は無視してください。
AdvancedCopy ManagerのCD-ROM(エージェントプログラム)をCD-ROMドライブに挿入します。この後、以下の初期画面が出力されます。[ストレージサーバ用機能をインストールする]をクリックします。
以下の画面で、ExchangeServer2007連携オンラインバックアップ機能を使用するか選択してください
(Windows Server 2008 x64またはWindows Server 2008 R2の場合)。
Windows Server 2008 x64
ExchangeServer2007連携オンラインバックップ機能を使用する場合
チェックボックスをONにしてください。
ExchangeServer2007連携オンラインバックアップ機能の使用が可能ですが、Symfoware連携機能の使用が制限されます。
Symfoware連携機能を使用する場合
チェックボックスをOFFにしてください。
Symfoware連携機能の使用が可能ですが、ExchangeServer2007連携オンラインバックアップ機能の使用が制限されます。
ExchangeServer2007連携オンラインバックップ機能、Symfoware連携機能のどちらも使用しない場合
チェックボックスをONにしてください。
Windows Server 2008 R2
Symfoware連携機能を使用する場合
チェックボックスをOFFにしてください。
Symfoware連携機能を使用しない場合
チェックボックスをONにしてください。
なお、Windows Server 2008 R2では、ExchangeServer2007連携オンラインバックアップ機能を利用できません。
次の画面が出力されますので、表示されている内容を確認の上、[次へ]ボタンをクリックしてください。
[使用許諾契約]画面で、使用許諾の契約を行います。
表示されている内容を確認の上、[はい]ボタンをクリックしてください。
[ようこそ]画面で、“デフォルト”または“カスタム”を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
[デフォルト]を選択した場合
以下の画面のインストール情報の設定が省略できます。(手順6~手順8の設定不要)
[インストール先の指定]画面
[スタートアップアカウントの登録]画面
[ポート番号の登録]画面
省略された画面のデフォルトインストール情報については、自動的にエラーチェックが行われます。
エラーが検出された場合: 警告ダイアログが表示され、本画面に戻ります。
エラーが検出されなかった場合: 警告ダイアログが表示され、[ファイルコピーの開始]画面が表示されます。
デフォルトインストール情報およびエラーチェックの内容については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』で、「エージェントのインストール」の「Windows版の場合」の「インストール」を参照してください。
[カスタム]を選択した場合
各インストール画面において、インストール情報の設定が必要です。
手順6以降の表示画面に従って、必要な情報を入力してください。
インストール先の指定を行います。
(プライマリノードの場合)
デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。すべてのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール先のディレクトリには、空白を含むディレクトリ名(たとえばProgram Filesなど)は指定しないでください。なお、AdvancedCopy Managerは共用ディスク以外のディスクにインストールしてください。
(セカンダリノードの場合)
プライマリノードで指定したドライブおよびディレクトリと同一のドライブ・ディレクトリを指定します。
[参照]ボタンをクリックした場合は以下の画面が表示されます。
[スタートアップアカウントの登録]画面で、サービスのスタートアップアカウントを入力します。
(プライマリノードの場合)
Administratorsグループに所属するアカウントとパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。アカウント名とパスワードには、以下の条件があります。
オペレーティングシステムで指定できるアカウント名、パスワード
スタートアップアカウントについては、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「スタートアップアカウントの決定」を参照してください。
なお、システムに登録されていないアカウント名を入力した場合は、新規アカウントとしてシステムに登録します。このとき、登録するアカウントに対して、自動的に無期限パスワードを設定し、ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属させます。また、以下のユーザー権限を自動的に設定します。
サービスとしてログオン
オペレーティングシステムの一部として機能
クォータの増加
プロセスレベルトークンの置き換え
(セカンダリノードの場合)
アカウント・パスワードについては、プライマリノードで指定した値と同一の値を指定します。
[ポート番号の登録]画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。
(プライマリノードの場合)
各サービスに割り当てるポート番号を以下の範囲で入力します。
5001以上、65535以下
最初に表示されている数値は非クラスタ環境での推奨値であり、必ずしも一意ではありません。
クラスタ運用する場合は、すべてのポート番号を上述の範囲に変更してください。
ポート番号の入力が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。なお、指定したポート番号が他で割り当てられている場合は、再度、本画面が出力されます。
(セカンダリノードの場合)
すべての項目について、プライマリノードで入力した値と同一の値を指定します。
なお、AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)定義している場合は、以下の画面が出力され、上記画面で指定したポート番号は無視されます。インストール処理は継続されます。
手動でポート番号を設定する場合は、以下のファイルを編集してください。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\Services |
[ファイル コピーの開始]画面で、設定内容を確認します。
設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてください。
コピー処理が開始されます。
コピー中は、[セットアップステータス]画面により、進行状態が把握できます。
インストーラを終了します。
インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。
(プライマリノードの場合)
次に、セカンダリノードのインストールを行います。手順12に進んでください。
(セカンダリノードの場合)
以上で両ノードへのインストールは完了です。クラスタ環境を構築するには、「第3章 Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務、テープサーバ業務のカスタマイズの準備」に進んでください。
セカンダリノードにログオンします。
セカンダリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。
手順2 に戻ります。
手順2 からプライマリノードと同様のインストール作業を行います。ただし、以降の説明では(プライマリノードの場合)となっている部分は無視してください。