名前
stgmgrinfobkup -Storageサーバ、Storage管理サーバの管理情報のバックアップ
形式
/opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup [-n サーバ名] [-t バックアップ種別]
機能説明
Storageサーバ、Storage管理サーバの管理情報をバックアップします。
オプション
指定されたサーバのバックアップを実施します。
指定がない場合、全Storageサーバ(Storage管理サーバも含む)のバックアップを実施します。
バックアップするデータの種別を指定します。指定できる値は以下のとおりです。一度に複数の値を指定することはできません。
DBData:データベースのバックアップ
RegiData:レジストリのバックアップ
MgrInfoData:管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップ
AuthData:認証管理簿のバックアップ
BkupData:バックアップ管理のバックアップ
ReplData:レプリケーション管理のバックアップ
TapeData:テープバックアップ管理のバックアップ
指定がない場合、ポリシーファイルの設定に従ってバックアップを実施します。
ポリシーファイルの詳細については、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
使用例
ポリシーファイルの設定に従って全てのStorageサーバのバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
ポリシーファイルの設定に従ってStorageサーバ(acm01)のバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -n acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
全Storageサーバのレジストリのバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -t RegiData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
Storageサーバ(acm01)のバックアップ管理のバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -n acm01 -t BkupData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
注意事項
rootユーザーまたはAdministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
本コマンドが出力する情報(正常終了メッセージやエラーメッセージ)を必ず確認してください。
管理情報一括バックアップ実行サーバでのみ実行可能です。
管理情報一括バックアップ実行サーバがクラスタ運用の場合、環境変数SWSTGNODEに論理ノード名を設定してください。
本コマンド実行中は、AdvancedCopy Managerの他のコマンドやGUI操作を実施しないでください。また、AdvancedCopy Managerの他のコマンドやGUI操作中に本コマンドを実行しないでください。
本コマンドを同時に複数実行しないでください。
バックアップデータをテープ等に退避する場合は、バックアップデータ格納ディレクトリ配下のファイルとディレクトリを全て退避してください。
レジストリのバックアップは、-tオプションにRegiDataを指定した場合のみバックアップします。-tオプションを指定しない場合、レジストリのバックアップは実施されません。
管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップは、-tオプションにMgrInfoDataを指定した場合のみバックアップします。-tオプションを指定しない場合、管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップは実施されません。また、-nオプションには管理情報一括バックアップ実行サーバのサーバ名を指定してください。
Softek AdvancedCopy Manager 10.4(V10.0L50)以前のバージョンのStorageサーバの管理情報は、バックアップできません。