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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

12.5.8 swsrpshadowadm(シャドウコピー管理コマンド)

名前

swsrpshadowadm - シャドウコピーの表示と削除


形式

シャドウコピーの状態表示
プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm status
シャドウコピーの削除
プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm delete (-id Snapshot-ID | -all)

機能説明

シャドウコピーを管理します。
本コマンドはバックアップサーバ上で使用します。Exchangeサーバが停止している等の理由でバックアップサーバ上からシャドウコピーの内容確認やシャドウコピーの削除を行いたい場合に限って使用してください。通常のバックアップ運用では、本コマンドを使用する必要はありません。

シャドウコピーの状態表示

サブコマンドに"status"を指定し、バックアップサーバのVSSからシャドウコピー状態を取得して表示します。

表示される情報は以下のとおりです。

タイトル

説明

Original-Volume

複製元ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名(“\\?\Volume{GUID}\”という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。

Original-Machine

複製元ボリュームが存在するマシン名(コンピュータ名)を表示します。

Replica-Volume

複製先ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名(“\\?\Volume{GUID}\”という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。

Latest-Creation-Time

最新のシャドウコピーの作成時刻を表示します。

Snapshot-ID

最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。

SnapshotSet-ID

最新のシャドウコピーのシャドウコピーセットID(GUID)を表示します。

シャドウコピーの削除

サブコマンドに"delete"を指定し、バックアップサーバのVSSからシャドウコピーを削除します。
OPC物理コピーが実行されている場合は、ETERNUSプロバイダによってOPC物理コピーを停止します。なお、シャドウコピーを削除しても同期処理やQuickOPCの停止は行いません。
なお、Windows Server 2008とExchange Server 2007の組合せでは、シャドウコピーを削除してもQuickOPCのトラッキング処理は停止されません。再び同じボリュームへコピーを行う場合は、「QuickOPCトラッキング停止機能」を使用してトラッキング処理を停止してから実施してください。
また、シャドウコピー削除時にOPC物理コピーが実行されている場合もコピー処理は停止されません。同じボリュームへコピーを行う場合でもOPC物理コピーを停止する必要はありません。


オプション

シャドウコピーの削除(delete指定)に指定できるオプション
-id Snapshot-ID

指定したスナップショットIDをもつシャドウコピーを削除します。

-all

ETERNUSプロバイダによって作成されたシャドウコピーを全て削除します。


終了ステータス

=0:正常終了

>0:異常終了


使用例

注意事項