リポジトリへのアクセスに失敗した場合の原因の調査方法とその対処方法について説明します。
なお、以下の手順を実行し、問題が解決した場合は、それ以降の手順を実施する必要はありません。
本作業は、Storage管理サーバで行います。
以下のリポジトリアクセス用サービスが停止していないか確認します。
SymfoWARE RDA RDBSWSTF
SymfoWARE RDB RDBSWSTF
ポイント
Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合は、"SymfoWARE RDA RDBSWSTF"のサービスが停止していても問題ありません。
[確認方法]
[コントロールパネル]から[サービス]を選択し、サービス画面を表示させます。サービス画面で、上記2つのサービスの状態が“開始”となっているかを確認します。
[対処方法]
リポジトリアクセス用のサービスが停止している場合は、サービス画面から、対象となるサービスを選択後、[開始]ボタンをクリックします。詳細については、「第2章 サービスの起動と停止」を参照してください。
リポジトリ更新時に必要となる領域が不足していないか確認します。
[確認方法]
以下のコマンドを実施し、リポジトリ更新時に必要となる領域の使用率を確認してください。
C:\>プログラムディレクトリ\bin\stgdbloginf.exe |
[対処方法]
使用率が100%であった場合、11.1.1.3.1 データベースの退避方法に従って、データベース領域の退避を行ってください。その結果、リポジトリ更新時に必要となる領域に空きができます。
データベースの退避後、リポジトリアクセス用のサービスの再起動(停止後、起動)を実施してください。サービスの停止/起動方法については、「第2章 サービスの起動と停止」を参照してください。
その後、処理を再実行してください。
11.1.1.3.1 データベースの退避方法が実行中か確認します。
[確認方法]
Storage管理サーバにログインし、データベース退避画面が起動されているかを確認してください。起動されている場合は、さらに、データベースの退避処理が実行中か否かを確認してください。
[対処方法]
データベース退避処理が実行中の場合は、当該処理が終了するのを待ってから、処理を再実行してください。
リポジトリの容量が不足していないか確認します。
[確認方法]
スタートボタンから、[プログラム]→[管理ツール(共通)]→[イベントビューア]を選択します。
イベントビューア画面が表示されますので、[ログ]→[アプリケーション]を選択します。
アプリケーションログ画面が表示されますので、ソース名に“SymfoWARE”と表示されているレコードのうち、エラーとなっているレコードをダブルクリックし、詳細画面を表示させます。
詳細画面に、qdgXXXXX のエラーメッセージを見つけます。エラーメッセージ内に“JYP5019E”または“JYP5045E”が存在するか確認します。
[対処方法]
存在する場合、「11.2.1 リポジトリの容量不足時の対処方法」を参照し、リポジトリ容量の拡張を行ってください。
その後、処理を再実行してください。
データベース領域に入出力障害等の障害が発生していないか確認します。
[確認方法]
11.1.1.3.2 データベースの障害箇所の把握を参照し、障害の有無を確認します。
[対処方法]
11.1.1.3.3 データベースの復旧方法に従い、データベースの復旧を行います。
復旧後、処理を再実行してください。
11.2.2 保守資料の採取方法に従い、調査用資料を採取した後、富士通技術員(SE)に連絡してください。