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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

1.8.2 調査ツールの選択について

ファイルハンドルを使用しているプロセス一覧を表示するツールとして、以下の2つのツールがあります。

Windows 2003/2008 for Itanium base Systemsの場合、handle.exeは使用できないため、利用可能なツールはopenfiles.exeだけとなります。一方、Windows 2003/2008(x86/x64)の場合は、handle.exe、openfiles.exeの一方あるいは両方を選択可能です。しかし、表示対象ファイルの点でhandle.exeが優れているため、Windows 2003/2008 (x86,x64)の場合は、handle.exeを使用することを推奨します。

なお、両ツールで原因を特定できるのは、プロセスがファイル、ディレクトリを使用(open)している場合に限られます。したがって、以下に該当する場合は、両ツールでは原因を特定できません。

両ツールで原因を特定できなかった場合は、エラー発生時に稼働していたアプリケーション、サービスの中に上記に該当するものがなかったかどうかを調査してください。

注意

openfilesを実行しても、情報が何も表示されないことがあります。本現象はOSの負荷や不具合により発生するものと考えられますが、現時点で本現象を回避する手段はありません。

ポイント

バックアップやレプリケーションを実行する前に、使用するボリュームについて、handle.exe -aまたはopenfiles.exe /query /vを手動で実行することにより、「使用中ロックエラー」の原因となるプロセスが存在していないか事前に確認することをお奨めします。ボリュームを使用しているプロセスの調査方法については、「1.8.6 ボリュームを使用しているプロセスの調査方法について」を参照してください。