名前
btfwqinfo - ジョブキュー情報の表示
形式
一覧表示
btfwqinfo [ジョブキュー名]
詳細表示
btfwqinfo [-m] -l ジョブキュー名
btfwqinfo -l ジョブキュー名
機能説明
バッチ受付サービス上のジョブキューの情報を表示します。表示形式には以下の種類があります。
一覧表示
バッチ受付サービスに存在するすべてのジョブキューの一覧を表示します。
詳細表示
指定したジョブキューの詳細情報を表示します。
一覧情報の表示項目は以下のとおりです。
表示項目 | 内容 |
---|---|
JobQueueName | ジョブキュー名です。 |
State | ジョブキューの状態です。 |
MaxJob | ジョブキューに定義されている投入可能ジョブ数です。 |
Multi | ジョブキューの現在有効となっているジョブの多重度(プロセス数)です。 |
Limit | ジョブキューに定義されている実行経過時間の制限値です。単位は秒です。 |
詳細情報の表示項目は以下のとおりです。
表示項目 | 内容 |
---|---|
Jobqueue Name | ジョブキュー名です。 |
Jobqueue State | ジョブキューの状態です。 |
[Number of Jobs] | 投入ジョブ数です。 |
[Number of Processes] | 実行中のプロセス数です。 |
[Max Job] | 投入可能ジョブ数です。 |
[Multiplicity] | ジョブの多重度(プロセス数)です。 |
[Time Limit] | ジョブキューに定義されている実行経過時間の制限値です。単位は秒です。 |
[Initiator] | バッチ実行サービス上のイニシエータ名およびイニシエータの状態です。 |
オプション
詳細情報に、実行中のプロセス数(“Number of Processes”)を表示します。
カスケードジョブを実行する場合、カスケード結合数分のプロセスが必要となります。カスケードジョブを実行する運用では、常に本オプションを指定してください。カスケードジョブの実行開始が遅延した場合には、空きプロセス数が、カスケード結合数以上であることを確認してください。
指定したジョブキューの詳細情報を表示します。
本オプション省略時は、一覧表示となります。
オペランド
対象のジョブキュー名を指定します。
一覧表示でジョブキュー名省略時は、すべてのジョブキューが対象となります。
-lオプション指定時は、ジョブキュー名を省略できません。
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)、Interstage運用者またはバッチシステム利用者
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)またはバッチシステム利用者
使用例
ジョブキューの一覧情報を表示します。
# btfwqinfo JobQueueName State MaxJob Multi Limit ------------------------------------------------------------------------------ queue1(def) active 1000 8 600 queue2 active 500 8 1200 queue3 active 200 8 1800 queue4 active 100 8 3600 queue5 active 20 8 7200 queue6 active 20 8 21600 queue7 active 3 0 - queue8 active - 0 - |
指定したジョブキューの詳細情報を表示します。
# btfwqinfo -l queue1 Jobqueue Name = queue1(default) Jobqueue State = active [Number of Jobs] Exec = 8 Wait = 15 Hold = 0 [Max Job] Definition = 1000 System = 99999 [Multiplicity] Current = 8 Definition = 8 System = 8 [Time Limit] Definition = 600 [Initiator] Name = queue1(active) |
指定したジョブキューの詳細情報を表示します。
# btfwqinfo -m -l queue1 Jobqueue Name = queue1(default) Jobqueue State = active [Number of Jobs] Exec = 8 Wait = 15 Hold = 0 [Number of Processes] Exec = 8 Wait = 0 [Max Job] Definition = 1000 System = 99999 [Multiplicity] Current = 8 Definition = 8 System = 8 [Time Limit] Definition = 600 [Initiator] Name = queue1(active) |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
1:警告終了
上記以外:異常終了
注意事項
本コマンドを投入する場合は、バッチ受付サービスが開始されている必要があります。バッチ受付サービスの開始方法は、2.1 btfwstartac(バッチ受付サービスの開始)を参照してください。
ジョブの多重度([Multiplicity] のCurrent)が“0”の場合、イニシエータの状態([Initiator])は“inactive”を表示します。イニシエータの正確な状態については、2.18 btfwiniinfo(イニシエータの状態表示)(イニシエータの状態表示)で確認してください。btfwiniinfoコマンドでイニシエータの状態(State)が“active”と表示される場合は、バッチワークユニットが停止している可能性があります。