Interstage Application Server インストールガイド −Linux−
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第4章 インストール作業> 4.3 インストールシェルスクリプトによるインストール

4.3.1 install.shシェルスクリプトの実行

 インストールシェルスクリプトによるインストール手順を説明します。
 マルチユーザモードでインストールする場合は、他のユーザの操作がインストールに影響ないことを確認してください。

 インストールを行う場合、スーパユーザになります。

# su -<RETURN>


 インストールシェルスクリプト(install.sh)を実行します。インストールシェルスクリプトはCD-ROM上のディレクトリに移動し、実行してください。

# mount /dev/デバイスファイル名 <CD-ROMマウントディレクトリ> <RETURN>
# cd <CD-ROMマウントディレクトリ> <RETURN>
# ./install.sh <RETURN>

 以下のようにシステムパラメタのチューニングに関する確認メッセージが表示されます。
 システムパラメタが適切に設定されていない状態でインストールを実行した場合、本製品が正常に動作しないことがありますので注意してください。

Interstage Application Server を正常に動作させるためには、IPC資源を適切にチューニングする必要があります。
IPC資源のチューニングを行っていない場合は、必要資源の見積もり、およびチューニングを実施してからインストールを実行してください。

インストールを開始しますか?(省略: y) [y,n]:


 以下のように製品名が表示されます。

+----------------------------------------------------------+
| Interstage Application Server Standard-J Edition V9.0.0  |
|                                                          |
|           All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2007 |
+----------------------------------------------------------+

 上記に続いて表示される以下の対話処理で、インストール方法等を選択し、<RETURN>キーを押してください。


 すでにInterstageの構成パッケージがインストールされている場合、以下の注意が必要です。構成パッケージについては、“パッケージについて”を参考にしてください。

セキュリティモードを選択してください。省略した場合は、"1: 強化モード"が選択されます。

セキュリティモードを選択してください。(1: 強化モード, 2: 互換モード) (省略: 1) [1,2,q]:


 “1: 強化モード”を選択すると、グループ名入力のための問い合わせが表示されます。
 “2: 互換モード”を選択すると、サーバタイプの選択の問い合わせが表示されます。
本製品の運用コマンドを操作するグループ名を入力してください。システムに存在しないグループ名を指定することはできません。省略した場合は、"root"が選択されます。

Interstage運用コマンドを操作するシステムのグループ名を入力してください。(省略: root) [?,q]:

注) グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。

インストールするサーバタイプを選択してください。(1: アプリケーションサーバ機能,2: Web Package機能)[1,2,q]:

 “1: アプリケーションサーバ機能”を選択すると、以下の問い合わせが表示されます。
 “2: Web Package機能”を選択した場合の対話処理については、“Web Package機能のインストールの場合”を参照してください。

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]:

 “1: 標準”を選択した場合の対話処理については、“標準インストールの場合”を参照してください。
 “2: カスタム”を選択すると、以下の問い合わせが表示されます。
 

機能選択またはパッケージ選択を選択してください。(1: 機能選択, 2: パッケージ選択) [1,2,q]:

 “1: 機能選択”を選択した場合の対話処理については、“カスタムインストール(機能選択)の場合”を参照してください。
 “2: パッケージ選択”を選択した場合の対話処理については、“カスタムインストール(パッケージ選択)の場合”を参照してください。
 


 必要な機能・パッケージはすべて、一度のinstall.shの実行で同時にインストールすることをお勧めします。
 Javaを使用するパッケージとJDK/JREを同時ではなく別にインストールする場合、パッケージに関連する機能のJDK/JREに関する手動設定が必要となる場合があります。インストール済みのJDKまたはJREを後から入れ替える場合も同様です。

 各パッケージをJDK/JREと別にインストールした場合の設定については下記を参照してください。


下へ4.3.1.1 標準インストールの場合
下へ4.3.1.2 カスタムインストール(機能選択)の場合
下へ4.3.1.3 カスタムインストール(パッケージ選択)の場合
下へ4.3.1.4 Web Package機能のインストールの場合

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