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Interstage Job Workload Server V9.2.0 セットアップガイド

C.2.2 システム用の動作環境ファイル

rdbsetupコマンドが作成するシステム用の動作環境ファイルの内容を、以下に示します。

システム用の動作環境ファイルの内容

システム用の動作環境ファイルには、Symfoware/RDB全体に共通する動作環境として、実行パラメタを記述します。システム用の動作環境ファイルに記述できる実行パラメタを、以下に示します。なお、実行パラメタはすべて必須です。

実行パラメタ

説明

COMMUNICATION_BUFFER

"32"を設定します。

ローカルアクセスを利用した場合に、1つのアプリケーションがSymfowareと通信するために使用するバッファのサイズを指定します。
このバッファは、共用メモリに獲得されます。単位はキロバイトです。

MAX_CONNECT_SYS

rdbsetupコマンドの-sオプション(システム規模)に応じて、以下の値を指定します。

  • small : "64" を指定します。

  • moderate : "128" を指定します。

  • large : "512" を指定します。

  • super : "1000" を指定します。

ローカルから接続できるコネクションの最大数を指定します。たとえば、このパラメタに64を指定した場合、ローカルから接続しているコネクションが65以上になるとエラーになります。

MAX_CONNECT_TCP

rdbsetupコマンドの-sオプション(システム規模)に応じて、以下の値を指定します。

  • small : "64" を指定します。

  • moderate : "128" を指定します。

  • large : "512" を指定します。

  • super : "1000" を指定します。

1つのSymfoware/RDB環境に対し、RDB2_TCPで接続できるコネクションの最大数を指定します。
たとえば、このパラメタに64を指定した場合、他システムから接続しているコネクションが65以上になるとエラーになります。

R_LOCK

"YES"を指定します。
排他の単位を行とするよう指定します。

ARC_FULL

"RETURN"を指定します。
アーカイブログ満杯時にエラー復帰するか否かの指定です。

システム用の動作環境ファイルの記述例


システム用の動作環境ファイルの例を以下に示します。

COMMUNICATION_BUFFER=32
R_LOCK=YES
ARC_FULL=RETURN
MAX_CONNECT_SYS = 【コネクション多重度】
MAX_CONNECT_TCP = 【コネクション多重度】