データソースをネーミングサービスに登録します。
データソースの登録手順
データソースの登録手順を以下に示します。
データソースを登録および管理する、ネーミングサービスを事前に起動します。
ネーミングサービスは、以下のjavaコマンドをバックグラウンドで起動します。
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService [ポート番号] & |
ポート番号
ネーミングサービスの使用するポート番号を指定します。
省略した場合、10326 になります。
10326 がすでに使用されている場合だけ、未使用のポート番号を指定して、ネーミングサービスを起動してください。
ポート番号が10326の場合
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService 10326 & |
ネーミングサービスを起動すると、”main”や”Thread”で始まるメッセージが出力されますが、対処は不要です。
バッチジョブ定義データベース環境にデータソースを登録します。
データソースの登録詳細手順
データソースの登録時の詳細手順を以下に示します。
JDBCデータソース定義ファイル作成
データソースを登録するために、JDBCデータソース定義ファイルを用意します。
本ファイルは任意の場所に作成してください。
JDBCデータソース定義ファイルの指定内容について例をもとに以下に説明します。
JDBCデータソース定義ファイル : jdbc_local.conf
jdbc:symfold:///RDBシステム名.BTFWDB;maxconnections=32; |
JDBCデータソース定義ファイルに指定するパラメタを以下に示します。
データベースの接続形態
ローカル("symfold")を指定してください。
データ資源名
“RDBシステム名.BTFWDB”を指定してください。
最大コネクション数
maxconnections に“B.2.3 最大コネクション数の見積もり”で見積もった値を指定してください。
コード変換パラメタ
"OS"を指定してください。
チューニングパラメタ
"CLI_ISOLATION_WAIT=(REJECT)"を指定してください。
上記で定義したデータソースに対応する、バッチサーバ環境に存在するJDBC環境のリソースアクセス定義は、バッチサーバ環境のセットアップでの“B.5.3 セットアップコマンドの実行”で実施します。
データソースの登録
データソースの登録は、symjddefdsコマンドにより行います。
データソースを登録する、symjddefdsコマンドの形式を以下に示します。
symjddefds -bind -ds データソース名 -file JDBCデータソース定義ファイル名 |
データソース名
データソース名には、以下を指定します。
“btfwdefdb”
JDBCデータソース定義ファイル名
先に作成したJDBCデータソース定義ファイルを絶対パスで指定します。ファイル名に空白文字を含む場合は、ファイル名を二重引用符で囲んでください。
symjddefdsコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
上記データソースの登録を行う時に、バッチサーバ上でJMXサービスが起動していた場合には、データソースの登録後に、必ず以下の作業を実施してください。
JMXサービスの再起動
以下の操作を順に行ってください。
JMXサービスの停止:
/opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstop |
JMXサービスの起動:
. /opt/FJSVibs/etc/def/apfwrcsymfo.sh |
isjmxstopコマンド、およびisjmxstartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
データソースを登録および管理する、ネーミングサービスを停止します。
ネーミングサービスの停止方法は、以下の通りです。
ネーミングサービスを起動したコンソールが残っている場合
fgコマンドを投入し、バックグラウンドで動いているジョブをフォアグランドに戻します。
その後、[Ctrl]+ [C] で停止してください。
記述例を以下に示します。
fg 1 |
ネーミングサービスを起動したコンソールが残っていない場合
killコマンドにより、ネーミングサービスのプロセスを終了させてください。
ネーミングサービスのプロセスIDが19798の場合の、記述例を以下に示します。
kill -9 19798 |
以下のコマンドにより、ネーミングサービスのプロセスIDを調べることができます。
ps -ef | grep fujitsu.symfoware. |