セットアップ情報ファイルは、rdbsetupコマンドによってバッチジョブ定義データベース環境の“B.4.1 Symfowareシステムのセットアップ”を行うときに、入力となるファイルです。
セットアップ情報ファイルのファイル名
セットアップ情報ファイルは、以下のファイル名で作成します。
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.ini |
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBSYS.iniファイルから、「RDBシステム名.ini」へ複写し、ファイルを編集してください。
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.ini |
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBSYS.iniファイルから、「RDBシステム名.ini」へ複写し、ファイルを編集してください。
セットアップ情報ファイルの記述形式
セットアップ情報ファイルの記述形式を以下に示します。
# コメント パラメタ名 パラメタ値 パラメタ名 パラメタ値 ... |
セットアップ情報ファイルのパラメタ名、およびパラメタ値は、以下のとおりです。
パラメタ名 | パラメタ値 | 記述数 | 必須 |
---|---|---|---|
DICTIONARY_PATH | RDBディクショナリの配置先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。 | 1 | ○ |
TEMPORARY_LOG_PATH | ログ管理ファイル、およびテンポラリログファイルの配置先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。 | 1 | ○ |
ARCHIVE_LOG_PATH | アーカイブログファイルの配置先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。1行につき1つのアーカイブログファイルを指定します。 バッチジョブ定義データベース環境では、アーカイブログファイルは使用しませんが、パラメタを同じディレクトリ名で2つ指定する必要があります。以下の“セットアップ情報ファイルの記述例”を参考にしてください。 | 2 | ○ |
ARCHIVE_LOG_SIZE | アーカイブログファイルのサイズを指定します。単位はメガバイトです。 | 1 | ○ |
CORE_PATH | Symfowareプロセスで異常が発生した場合のダンプ出力先ディレクトリを、絶対パス名で指定します。 | 1 | ○ |
PROJECT_CODE | IPCキーの重複使用を避けるために、“0x”で始まる16進数を指定します。(*2) | 1 | - |
○:必須、-:省略可
*1:バッチジョブ定義データベース環境では、アーカイブログファイルは使用しませんが、データベース作成時には必要なため指定してください。
*2:バッチジョブ定義データベース環境は、通信その他の目的でIPCを使用します。このIPCの使用時のキーとなる値が他プロダクトと重複することを避けるために、キーの最上位バイトがプロダクトを指すようにするという方式が勧められています。IPC使用時のキーの最上位1バイトに"0x"で始まる16進数を指定し、IPCキーの重複使用を避けるために使用します。
セットアップ情報ファイルの記述例
以下にセットアップ情報ファイルの記述例を示します。
DICTIONARY_PATH /WORK/dict/RDBBTFW TEMPORARY_LOG_PATH /WORK/tlog/RDBBTFW ARCHIVE_LOG_PATH /WORK/arclog/RDBBTFW ARCHIVE_LOG_PATH /WORK/arclog/RDBBTFW ARCHIVE_LOG_SIZE 1 CORE_PATH /WORK/CORE PROJECT_CODE 0xdb |