Interstage Application Server チューニングガイド |
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第3章 J2EEのチューニング | > 3.3 EJBコンテナのチューニング |
lookupメソッドで取得したオブジェクトは、EJBアプリケーション内で保持して使い回すことにより、lookupメソッドの実行回数を軽減できます。
deployment descriptorファイルにオブジェクトの情報を定義した場合、定義された情報を元に各ネーミングサービスからIJServer起動時にオブジェクトを取得してメモリ上に保持するため、処理性能が向上します。
deployment descriptorファイルにオブジェクトの情報を定義しない場合、アプリケーションでlookupメソッドを実行した時にオブジェクトが各ネーミングサービスに存在しないか確認します。
deployment descriptorファイルにオブジェクトの情報を定義することを推奨しますが、すでに開発済みのEARファイルを使用する場合などでdeployment descriptorファイルの編集ができない場合、以下のオプションを使用することで、ネーミングサービスへのアクセス回数を軽減できます。
このオプションを使用すると、lookupメソッド実行時に各ネーミングサービスから取得した情報をメモリ上に保持するため、同一のオブジェクトに対する2回目以降のlookupメソッドの処理性能が向上します。
なお、以下のオブジェクトを取得する場合には、本オプションを設定してIJServerを運用してください。
項目 |
設定内容 |
定義ファイル格納ディレクトリ |
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定義ファイル |
FJEJBconfig.properties |
指定するキー名 |
“LookupCache”(固定) |
指定する値 |
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