Interstage Application Server チューニングガイド
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第3章 J2EEのチューニング> 3.3 EJBコンテナのチューニング

3.3.5 ローカル呼出し機能

 IJServerに配備されたEJBアプリケーションが、同一のEJBコンテナ内のEJBアプリケーションからだけで呼び出される場合、ローカル呼出し機能を使用できます。
 ローカル呼出し機能を使用することによって、ネットワークを介してEJBアプリケーションを呼び出されることを考慮したIJServerの処理が軽減されるため、通常よりも更に性能良く動作します。


 「ローカル呼出し」を“する”に設定したEJBアプリケーションをプロセス外から呼び出した場合、“CORBA OBJ_ADAPTER”のエラーが発生します。

 IJServerがEJBアプリケーションのみ運用する場合、または、WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用する場合にだけ有効です。

 ローカル呼出し機能の設定はInterstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBアプリケーション] > [アプリケーション環境定義] > [Interstage拡張情報]の“ローカル呼出し”で行います。設定の詳細についてはInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

 Entity Beanをプロセス外から呼び出す場合には、「ローカル呼出し」を“しない”に変更してください。また、ローカル呼出しをしない場合には、EJB objectをタイマで削除してください。EJB objectのタイマ削除については“J2EEユーザーズガイド”の“EJB objectのタイマ削除機能”を参照してください。


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