Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編) |
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第1章 C言語インタフェース | > 1.20 Smart Repositoryインタフェース | > 1.20.11 処理結果の受取り/解析インタフェース |
ldap_result
#include "idldap.h" int ldap_result( LDAP *ld, int msgid, int all, struct timeval *timeout, LDAPMessage **resp );
この関数は、非同期関数の処理結果や検索結果のエントリを受け取ります。
取得したresult情報がどの非同期要求に対するものか判定する場合、ldap_msgid()でresult情報のメッセージIDを参照します。result情報には、対応する非同期要求のメッセージIDが付加されています。
ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。
この関数は、復帰値として以下に示す値を返します。
異常終了の場合のエラー原因は、ldap_get_option()のLDAP_OPT_RESULT_CODEオプションで参照してください。
正常終了の場合に通知されるメッセージのタイプを、以下に示します。
メッセージタイプ |
値 |
説明 |
---|---|---|
LDAP_RES_BIND |
0x61 |
リポジトリサーバとのユーザ認証(BIND)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_SEARCH_ENTRY |
0x64 |
エントリの検索(SEARCH)でヒットしたエントリを表しています。 |
LDAP_RES_SEARCH_RESULT |
0x65 |
エントリの検索(SEARCH)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_MODIFY |
0x67 |
エントリの変更(MODIFY)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_ADD |
0x69 |
エントリの追加(ADD)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_DELETE |
0x6B |
エントリの削除(DELETE)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_MODDN |
0x6D |
エントリ名の変更(MODDN)に対するresult情報です。 |
LDAP_RES_COMPARE |
0x6F |
属性値の比較(COMPARE)に対するresult情報です。 |
受信したメッセージが存在する場合は、respパラメタが示すポインタ変数に、メッセージリストの先頭アドレスが設定されます。
LDAPMessageの通知形式を以下に示します。
ldap_result()で通知されたメッセージリストは、メッセージリスト処理においてパラメタとして指定します。
ldap_result()で通知されたメッセージリストは、不要になった時点でldap_msgfree()を使用して解放しなければなりません。詳細は、“動的メモリの解放インタフェース”を参照してください。
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