Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第1章 C言語インタフェース> 1.20 Smart Repositoryインタフェース> 1.20.1 セションのオープンとクローズインタフェース

1.20.1.2 ldapssl_init()

名前

 ldapssl_init

形式

 #include "idldap.h"
 LDAP  *ldapssl_init(
         const char  *hostname,
         int  portno,
         SSLENV *sslenv );

機能説明

 この関数は、SSLを使用して、LDAPのセションをオープンします。サーバとの通信を安全なものとすることができます。
 これ以降に呼び出す関数は、ここで取得したセションハンドルをパラメタに指定します。セションハンドルは、そのセションをクローズするまで有効です。

 認証はDNとパスワードを使用して行われます。簡易認証については、“リポジトリサーバとのユーザ認証インタフェース”を参照してください。

 なお、この関数はスレッドアンセーフです。

パラメタ

 hostname
 リポジトリサーバのホスト名、またはIPアドレスを示す文字列のアドレスを指定します。ホスト名やIPアドレスは、空白で区切って複数指定することができます。hostnameにNULLを指定した場合、"localhost"が設定されたと見なします。複数の相手ホストが指定された場合、コネクションを確立する際に指定された順番で接続を試みて、接続に成功した最初のホストと通信を行います。
 portno
 リポジトリサーバのポート番号を指定します。デフォルトのLDAPポートを使用する場合は、ポート番号に0を指定します。デフォルトのポート番号は“636”です。
 sslenv
 SSLENV構造体のアドレスを指定します。SSLを使用する場合、ここで指定する構造体にSSLの動作環境の情報を設定し、パラメタとして渡す必要があります。この構造体の各メンバには、以下の値を設定します。

【SSLENV構造体のメンバの説明】

復帰値

 この関数は、復帰値として以下の値を返します。

注意事項


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