相手側システムから起動されるジョブには、実行結果を通知するジョブと通知しないジョブがあります。
実行結果を通知するジョブ
ジョブ結果通知を行うジョブは、実行完了時にInformation Integratorに対して結果通知を行います。ジョブの呼び出しシーケンスは以下のとおりです。
図1.15 実行結果を通知するジョブの処理の流れ
利用者プログラム、ファイル転送コマンド、または業務からLinkexpressに対してジョブ起動要求を行います。
起動側システムのLinkexpressから応答側システムのInformation Integratorに対してジョブ起動要求を行います。
応答側システムのInformation Integratorがジョブを起動します。
ジョブから応答側システムのInformation Integratorに対してジョブ結果通知を行います。(注1)
応答側システムのInformation Integratorから起動側システムのLinkexpressにジョブの実行結果が通知されます。
Linkexpressから利用者プログラム、ファイル転送コマンド、または業務にジョブの実行結果が通知されます。(注2)
注1) (4)のジョブ結果通知が行われないか、異常終了した場合、(6)が通知されません
注2) (1)から(6)の処理のタイマ監視は、利用者プログラム、ファイル転送コマンド、イベント定義、ネットワーク定義のjobtimeオペランドで指定可能です。
実行結果を通知しないジョブ
ジョブ結果通知を行わないジョブは、ジョブの起動完了を実行結果として扱います。ジョブの呼び出しシーケンスは以下のとおりです。また、このタイプのジョブは、Linkexpress File Transfer、DTS、またはHICSから呼び出されることもあります。
図1.16 実行結果を通知しないジョブの処理の流れ
利用者プログラム、ファイル転送コマンド、または業務からLinkexpressに対してジョブ起動要求を行います。
起動側システムのLinkexpressから応答側システムのInformation Integratorに対してジョブ起動要求を行います。
応答側システムのInformation Integratorがジョブを起動します。
(3)のジョブ起動後、Linkexpressから利用者プログラム、ファイル転送コマンド、または業務にジョブの起動完了が通知されます。