ジョブ結果通知とは、相手側ジョブ(注)が、Information Integratorサーバに対してジョブの実行結果を通知する処理のことです。なお、相手側ジョブ起動でジョブ結果通知を行う場合、FTP+、またはHTTPを使用する必要があります。
Linkexpress以外の連携製品と相手側ジョブ起動を行う場合、ジョブ結果通知を行わないように指定する必要があります。例えば、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のジョブを起動する場合は、ジョブ結果通知なしを指定してください。
注) 相手側ジョブ起動要求時、ジョブ結果通知ありが省略値の動作となります。
ジョブ結果通知の有無は、ifiexejobコマンドの拡張オペランド記述ファイルで指定します。
ジョブ結果通知あり
ジョブ結果通知を利用する場合、データソース定義シートを以下のように設定してください。
「プロトコル」に「FTP+」、または「HTTP」を指定します。
ジョブ起動要求を行うシステムでは、「多重度-起動側」と「多重度-応答側」が1多重ずつ必要です。
ジョブを実行するシステムでは、「多重度-起動側」と「多重度-応答側」が1多重ずつ必要です。
ジョブ結果通知ありの場合、起動したジョブの中から必ずジョブ結果通知を発行する必要があります。ジョブ結果通知は、コマンドと利用者プログラムインタフェースを用意しています。
Information Integratorの場合:ifirspjobコマンド
Linkexpressの場合:lxrspjobコマンド
また、ジョブ結果通知未発行など、何らかの理由によりジョブ結果通知をInformation Integratorサーバへ通知できない場合を考慮して、ジョブ結果待ち時間を指定してください。ジョブ結果待ち時間は、起動側システムの要求時に指定できます。ジョブ結果待ち時間を省略した場合でジョブ結果通知未発行では、タイマ監視を行いませんのでジョブ起動要求が無応答状態になります。ジョブ起動時点から30分以内にジョブ結果通知が通知されない場合、メッセージ(TRx3014)が出力されます。ジョブ結果待ち時間が指定されている場合は、メッセージは、出力されません。
ジョブ結果通知なし
ジョブ結果通知を利用しない場合、データソース定義シートを以下のように設定してください。
プロトコルに、「FTP」、「FTP+」、「HTTP」、または「HICS」を指定してください。
ジョブ起動要求を行うシステムでは、「多重度-起動側」が1多重必要です。
ジョブを実行するシステムでは、「多重度-応答側」が1多重必要です。
参考
グローバルサーバ/PRIMEFORCE上のジョブを相手側ジョブ起動で起動する場合、ジョブ結果通知なしを指定してください。