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Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド

11.1 証明書と秘密鍵について

  証明書と秘密鍵について説明します。

■証明書と秘密鍵

  SSL通信など、署名や暗号の処理を行うためには、認証局の証明書(発行局証明書)、サイト証明書、それに対応する秘密鍵が必要となります。また、証明書の有効性を確認するために、CRL(証明書失効リスト)が利用されます。
  X.509またはRFC2459に準拠し、RSA暗号アルゴリズムの鍵が使用されている証明書・CRLが使用できます。

  証明書と秘密鍵の配布や、バックアップなどの目的で、PKCS#12データが用いられることがあります。PKCS#12データには、証明書とそれに対応する秘密鍵と、その証明書の検証に必要な認証局証明書が含まれており、パスワード文字列で暗号化されています。

  Interstage証明書環境では、以下のPKCS#12データを移入する(登録する)ことができます。

また、Interstage証明書環境から移出されたPKCS#12データは、以下の環境に移入することができます。

■認証局(証明書発行局)

  証明書を作成するためには、認証局が必要です。
  Interstage証明書環境では、以下で発行された証明書・CRLをサポートしています。

  Systemwalker PkiMGRについては、Systemwalker PkiMGRのカタログやマニュアルを参照してください。


  上記以外の認証局が発行する証明書については、以下の条件を満たす証明書を扱うことができると考えられます。

  しかし、証明書の入手方法も含め、本製品として動作確認を行っていないため、サポート対象とはしていません。