以下のトラブルについて対処方法を説明します。
IJServerクラスタ起動時、および運用時にアプリケーションでエラーが発生した場合
IJServerクラスタ起動時、および運用時にアプリケーションでエラーが発生した場合、アプリケーションがJava EE規約に準拠していない可能性があります。
Java EE規約に準拠していることを確認する場合には、配備時の検証を有効にして再配備を行ってください。
アプリケーションの再配備時、または配備解除時にAPPDEP1010が出力された場合
アプリケーションの再配備時、または配備解除時に、APPDEP1010の詳細メッセージに以下が出力された場合、IJServerクラスタの内部情報に不整合が発生している可能性があります。
Failure removing policy context directory: ディレクトリ
Failure removing policy file: ファイル
本問題が発生した場合は以下の手順でリカバリを行ってください。
アプリケーションを配備
アプリケーションを配備解除
再配備の場合:アプリケーションを配備
運用時にアプリケーションの応答がない場合、遅延が発生した場合
Enterprise Beanごとのスレッドプール設定を行わず、デフォルトスレッドプールを使用している場合、EJBアプリケーションの呼出しが多くなると、応答がない現象や処理遅延が発生することがあります。「7.7.1 スレッドプーリング」を参照し、Enterprise Beanごとのスレッドプール設定を行ってください。
アプリケーション内のクラスファイルやリソースファイルの参照に失敗する場合
アプリケーションがロードされたクラスローダからクラスファイルやリソースファイルが参照できない可能性があります。
「3.19 クラスローダ」を参照し、アプリケーションがロードされたクラスローダからクラスファイルやリソースファイルが参照できるか確認してください。参照できない場合は、適切に設定してください。
アプリケーションが大容量の場合、アプリケーション展開処理でメモリ不足が発生した可能性があります。
「7.5 配備時のチューニング」を参照し、アプリケーション資産を展開するプロセスをチューニングしてください。