定義項目
項目名 | 省略値 | 範囲 | 説明 | 再起動要否 (※) |
---|---|---|---|---|
再起動時 | true |
| トランザクションは、サーバクラッシュまたはリソースマネージャークラッシュのいずれかにより未完了(インダウト状態)になる可能性があります。 | ○ |
トランザクションタイムアウト | 0 | 0~2147483647(秒) | トランザクションが完了するまでの時間を指定します。IJServerクラスタはトランザクションが設定された時間内に完了しない場合、トランザクションの状態を“MarkedRollback”に変更します(注2)。 | Interstage Java EE DASサービスのインスタンスは再起動不要。 |
再試行タイムアウト | 600 | 0~2147483647(秒) | トランザクションが複数のサーバにわたっている場合、トランザクションを開始したサーバがトランザクションの結果を取得しようとして他のサーバに問い合わせる場合があります。本パラメタはアクセスできないサーバに対して再接続を試みる時間を設定します。 | Interstage Java EE DASサービスのインスタンスは再起動不要。 |
トランザクションログの位置 | ${com.sun.aas.instanceRoot} | 文字列 | トランザクションログは、関連リソースのデータの整合性を維持して障害を回復するために、各トランザクションについての情報を記録します。トランザクションログは、本パラメタで指定したディレクトリの 「[IJServerクラスタのインスタンス名]/tx 」サブディレクトリに保存されます。(「[IJServerクラスタのインスタンス名]/tx」 サブディレクトリは自動的に生成されます。) | ○ |
特殊な結果判別 | rollback |
| 再試行タイムアウトに指定した時間が経過しても関連リソースにアクセスできない場合、本パラメタに指定した方法でトランザクションを完了させます。 | ○ |
キーポイント間隔 | 65536 | 1~2147483647(トランザクション数) | キーポイントとはトランザクションログファイルを圧縮する処理のことです。本パラメタでキーポイント処理を実行するトランザクション数の間隔を指定することができます。 | Interstage Java EE DASサービスのインスタンスは再起動不要。 |
追加プロパティ |
| ■プロパティ名: | 名前と値の組み合わせでプロパティ項目を追加することが可能です。 | ○ |
※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
○:再起動必要、×:再起動不要
トランザクション回復時に他のサーバのリソースにアクセスできないなどの理由により起動開始が遅延することが考えられます。その場合Interstageは再試行タイムアウトに設定された時間で再接続を試み、それでも失敗した場合は特殊な結果判別に指定された方法でトランザクションを完了します。
トランザクションの状態については、「3.12.6 トランザクションの監視と凍結機能」を参照してください。
プロパティ
参照/設定可能なプロパティには以下があります(一部を記載しています)。
「追加プロパティ」で指定可能なプロパティ
項目名 | プロパティ名 |
---|---|
トランザクションログの無効化 | disable-distributed-transaction-logging |
XAResourceに設定するトランザクションタイムアウト | xaresource-txn-timeout |
トランザクションログの出力先JDBCリソース名 | db-logging-resource |
Use Last Agent Optimization | use-last-agent-optimization |
追加プロパティの定義項目
項目名 | 省略値 | 範囲 | 説明 |
---|---|---|---|
トランザクションログの無効化 | false |
| 本プロパティをtrueに設定するとトランザクションログの出力を無効にします(注1)。 |
XAResourceに設定するトランザクションタイムアウト | 使用するJDBCドライバによって異なりますので、JDBCドライバの仕様を確認してください。 | 0~2147483647(秒) | 本プロパティに利用した値を、グローバルトランザクションで使用するXAResourceに対してsetTransactionTimeoutメソッドを使用してタイムアウト値(秒)を設定します。 |
トランザクションログの出力先JDBCリソース名 | なし | 文字列 | 本プロパティにJDBCリソースのJNDI名(例: jdbc/TxLog)を指定します。 |
Use Last Agent Optimization | true |
| 本プロパティをtrueに設定すると、トランザクション中に複数のリソースを使用する場合に、1つだけ非XAリソースを使用できます。 |
トランザクションログを無効化した場合は、再起動時の定義もあわせて無効化してください。
本バージョンでは、トランザクションログをデータベースに格納する方法はサポートしていません。
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
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機能説明 | |
チューニング方法 | |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |
asadminコマンドでの定義項目名 |