定義項目
項目名 | 省略値 | 範囲 | 説明 | 再起動要否 (※) |
---|---|---|---|---|
HTTPアクセスログの出力内容 |
|
| 追加プロパティaccessLoggingEnabledTypeで指定します。
注) setによる設定を一度も行っていない場合、「出力しない」です。この場合、getによる値の取得はできません。 asadmin set ${clusterName_instanceName_configName}.http-service.property.accessLoggingEnabledType= | |
ローテーションのタイプ | logsize |
| HTTPアクセスログをバックアップする場合にログサイズ(logsize)とログ収集時間(time)のどちらでバックアップを行うかを示します。 | × |
ログサイズ | 1 | 1~512(MByte) | HTTPアクセスログの最大サイズを指定します。 | × |
ログ収集時間 | 0 | 0~23(時) | HTTPアクセスログについて、ローテーションを実行する時刻を指定します。毎日指定した時刻にローテーションされます。 | × |
世代数 | 1 | 1~9(世代) | ローテーションしたHTTPアクセスログを保管する世代数を指定します。 | × |
HTTPリスナー名 |
| 英数字、または特殊文字(‘\’、‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)。 | HTTPリスナーの名前です。 | |
ネットワークアドレス | 0.0.0.0 | 文字列 | サーバで有効なIPアドレス、または「0.0.0.0」を指定します。 サーバで有効なすべてのIPアドレスを使用する場合は、「0.0.0.0」を指定してください。 | × |
リスナーポート |
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| リスナーが待機するポート番号を指定します。 | ○ |
ブロック化 | false |
| HTTPリスナーの動作を指定します。
注) 通常は省略値(false)で構いません。
| ○ |
アクセプタースレッド | 1 | 1~2147483647 | アクセプタースレッドの数を変更します。 | × |
セキュリティ | false |
| HTTPリスナーでSSLを使用する場合に設定します。 | × |
リスナー | true |
| サーバの再起動時にHTTPリスナーを有効にするか指定します。 | × |
証明書のニックネーム |
| 文字列 | 既存サーバの鍵ペアと証明書の名前。 | ○ |
SSL2 | false |
| 「SSL2」のセキュリティプロトコルを有効にするか指定します。 | ○ |
SSL2の暗号方式 |
|
| 「SSL2」で利用可能な暗号方式群を選択。 | ○ |
SSL3 | true |
| 「SSL3」のセキュリティプロトコルを有効にするか指定します。 | ○ |
SSL3の暗号方式 |
| (注3) | 「SSL3」で利用可能な暗号方式群を選択。 | ○ |
TLS | true |
| 「TLS」プロトコルを有効にするか判定します。 | ○ |
HTTPリスナーの追加プロパティ |
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リクエストURIの解析に使用するエンコーディング | UTF-8 | 「SJIS」、「EUC_JP」など、Javaでサポートされているエンコーディング | プロパティ:uriEncodingで指定します。 | × |
タイムアウト時間 | 30000 | 1~2147483647(ミリ秒) | プロパティ:connectionUploadTimeoutで指定します。
注) Webコンテナは指定した値を使用して、タイムアウトのチェックを2回行います。そのため、指定する値は、運用環境において必要とする値を2回に分けた値で指定する必要があります。例えば1分(60000ミリ秒)としたい場合には、2回に分けた値、30秒(30000ミリ秒)と指定します。 | × |
仮想サーバ名 |
| 英数字、または特殊文字(‘\’、‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)。 | 仮想サーバの名前。 | |
仮想サーバの追加プロパティ |
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要求を受け付けるWebサーバのIPアドレス |
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| プロパティ:allowRemoteAddressで指定します。 | × |
スレッド数 | 64 | 2~2048 | 要求処理スレッドの最大数。 | × |
初期スレッド数 | 16 | 2~2048 | サーバ起動時に利用可能な要求処理スレッドの数。 | × |
スレッドの増分 | 16 | 2~2048 | 要求数が初期スレッド数を超えた場合に追加される要求処理スレッドの数。 | × |
キューサイズ | 200 | 1~2147483647 | 接続キューの最大サイズ。 | × |
最大保留カウント | 200 | 1~2147483647 | HTTPリスナーに対して許可する保留接続の最大数。 | × |
HTTPプロトコルのバージョン | HTTP/1.1 | 文字列 | 使用するHTTPプロトコルのバージョン。 | × |
SSL | true |
| サーバのセキュリティをグローバルに有効または無効にします。 | × |
HTTPサービスの追加プロパティ |
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KeepAliveを行うコネクション数 | -1 |
| プロパティ:maxKeepAliveRequestsで指定します。 | × |
※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
○:再起動必要、×:再起動不要
asadminenv.confのAS_ADMIN_PORTの値を、運用管理用HTTPリスナーのポートに指定したポート番号と同じ値に設定してください。
例
asadminenv.confの記載例
# Copyright 2006 Sun Microsystems Inc. All rights reserved. |
注)AS_ADMIN_PORTの値以外の記載は編集しないようにしてください。
asadminenv.confの格納先
%IS_HOME%\F3FMisjee\config\asadminenv.conf
/opt/FJSVisjee/config/asadminenv.conf
IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスのポート番号は、システムプロパティとして定義されてます。
IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスのポート番号を変更する場合は、本項目を更新せず、システムプロパティの値を変更してください。
システムプロパティの詳細については、「9.8.1 定義時に利用できるプロパティ」を参照してください。
以下が「SSL3」で利用可能な暗号方式群です。
SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5
SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
SSL_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC_SHA
SSL_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
SSL_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
SSL_DHE_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
SSL_DHE_DSS_WITH_DES_CBC_SHA
SSL_RSA_EXPORT_WITH_RC4_40_MD5
SSL_RSA_EXPORT_WITH_DES40_CBC_SHA
SSL_DHE_RSA_EXPORT_WITH_DES40_CBC_SHA
SSL_DHE_DSS_EXPORT_WITH_DES40_CBC_SHA
SSL_RSA_WITH_NULL_MD5
SSL_RSA_WITH_NULL_SHA
プロパティ
参照/設定可能なプロパティには以下があります(一部を記載しています)。
「HTTPリスナーの追加プロパティ」で指定可能なプロパティ
項目名 | プロパティ名 |
---|---|
リクエストURIの解析に使用するエンコーディング | uriEncoding |
タイムアウト時間 | connectionUploadTimeout |
「仮想サーバの追加プロパティ」で指定可能なプロパティ
項目名 | プロパティ名 |
---|---|
要求を受け付けるWebサーバのIPアドレス | allowRemoteAddress |
「HTTPサービスの追加プロパティ」で指定可能なプロパティ
項目名 | プロパティ名 |
---|---|
HTTPアクセスログの出力内容 | accessLoggingEnabledType |
KeepAliveを行うコネクション数 | maxKeepAliveRequests |
関連情報
詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。
内容 | 参照先 |
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機能説明 | |
チューニング方法 | |
コマンド | asadminコマンドの以下のサブコマンド |
asadminコマンドでの定義項目名 |