アプリケーションからの要求でネットワーク通信が発生する以下の機能について応答時間に影響する時間監視機能と、その各時間監視機能の相関関係を説明します。
応答時間に影響する時間監視機能以外の、不当に残存したオブジェクトを解放する無通信時間を監視する機能(コネクションプーリング機能など)については、各機能説明を参照してください。
時間監視機能により異常を検出するまでの時間をタイムアウト時間と呼び、タイムアウト時間を超過したことにより異常を検知することをタイムアウトと呼びます。
タイムアウトによる異常を検出して呼び出し元で処理を中断するか再実行するかなどの判断を行うため、タイムアウト時間は呼び出し元に近いほど大きな値に設定するのが一般的です。
相関関係の図において実線は処理の流れを表します、点線は時間監視機能の監視間隔を表します。
緑色の部分がアプリケーションの処理部分です。
HTTP通信
時間監視間隔 | 時間監視機能 |
---|---|
(a) | Webサーバコネクタの送受信タイムアウト |
(b) | Webコンテナのタイムアウト |
(c) | アプリケーションの最大処理時間監視機能 |
IIOP通信
時間監視間隔 | 時間監視機能 |
---|---|
(a) | |
(b) | |
(c) | |
(d) | アプリケーションの最大処理時間監視機能 |
トランザクションとデータベースアクセス
時間監視間隔 | 時間監視機能 |
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(a) | EJBコンテナのトランザクション完了時間監視機能 |
(b) | トランザクションサービスのトランザクションタイムアウト |
(c) | JDBC接続プールの最大待ち時間 |
(d) | JDBC接続プールの文のタイムアウト |