Webサーバでエラーが発生したときのエラー状況をログ(エラーログ)として出力します。
初期設定では、以下に示す出力先に出力する設定になっています。出力の設定を変更する方法は、Interstage管理コンソールを使用して設定する方法と、環境定義ファイル(httpd.conf)を使用して設定する方法があります。
Interstage管理コンソールを使用して設定する方法
Interstage管理コンソールを起動してログインし、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバ:状態]画面の[環境設定]タブ > [Webサーバ:環境設定](詳細設定[表示])画面の“エラーログ”を使用して設定します。
なお、エラーログは、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバ:状態]画面の[ログ参照]タブ > [Webサーバ:ログ参照]画面を使用して参照できます。
Interstage管理コンソールの起動については“運用ガイド(基本編)”を、Interstage管理コンソールの定義詳細についてはInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
環境定義ファイル(httpd.conf)を使用して設定する方法
“3.2.5 エラーログの設定”を参照してください。
エラーログは、以下のファイル(初期値)に出力されます。
(インストールパスはデフォルト)
C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\logs\errorlog
(インストールパスはデフォルト)
/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/logs/errorlog
/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/logs/errorlog
ポイント
ログファイルのローテーションが行われる場合、エラーログは以下のファイル(初期値)に変名されます。
errorlog.N
Nは通番です。0から始まる連続の番号であり、新しいファイルの順に、1番目のファイルの通番は“.0”、N番目のファイルの通番は“.(N-1)”となります。
エラーログは、Webサーバでエラーが発生したときに出力されます。
エラーログとして出力されるログの形式を以下に示します。
[日時] [ログレベル] [client IPアドレス] (エラー番号)エラー説明: メッセージ本文 |
出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。
エラー発生日時
“[曜日 月 日 時:分:秒 西暦]”の形式で出力されます。
ログレベル | エラーログの重度 | 初期設定時の出力 |
---|---|---|
emerg | 緊急事態発生のエラー | ○ |
alert | 修正しなければ動作不可のエラー | ○ |
crit | 直ちに処理すべきエラー | ○ |
error | あまり重要ではなく、無視してもよいエラー | ○ |
warn | 警告であり、無視してもよいエラー | ○ |
notice | 通常起こりうる特筆すべき通知情報 | ○ |
info | notice以外の通知情報 | × |
debug | モジュールの開発/デバッグ中のログ | × |
クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
クライアントからWebサーバにアクセスした際にエラーが発生した場合、出力されます。
本項目は、省略される場合があります。
オペレーティングシステムのエラー番号
本項目は、省略される場合があります。
エラー番号の説明
本項目は、省略される場合があります。
メッセージの本文
エラーログのメッセージの内容については、“メッセージ集”の“Interstage HTTP Serverが出力するメッセージ”を参照してください。ログレベルごとに説明されています。
出力例を以下に示します。
[Thu Mar 7 15:44:11 2007] [notice] FJapache/9.0 (Unix) configured -- resuming normal operations |