Webサーバの停止には、以下のような方法があります。
運用に応じて、いずれかの方法でWebサーバを停止してください。
ポイント
停止タイムアウト時間を設定できます。初期設定値は、40秒です。
停止タイムアウト時間とは、Webサーバの停止時に、停止処理を開始してから停止が完了するまでを監視する時間です。停止処理を開始するまでに多少時間がかかるため、停止が完了する時間は、停止タイムアウト時間より少し長くなります。
設定した停止タイムアウト時間内に停止処理が完了しない場合、タイムアウトが発生した旨のエラーメッセージ(ihs01027、ihs81103、またはihs81364)が出力されます。ただし、エラーメッセージのあとに、情報メッセージihs00002が出力されている場合は、Webサーバは正常に停止しているため、問題ありません。
必要に応じて、ihsconfigコマンドを使用して停止タイムアウト時間を変更してください。ihsconfigコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“ihsconfig”を参照してください。
■Interstage管理コンソールを使用して停止する方法
Interstage管理コンソールを起動してログインし、以下の画面で操作を行います。
Webサーバを停止する場合
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバ:状態]画面で停止操作を行います。
または
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ:一覧]画面で停止操作を行います。
Interstageと連動してWebサーバを停止する場合
[システム] > [システム:状態]画面で停止操作を行います。
参照
Interstage管理コンソールの起動については“運用ガイド(基本編)”を、Interstage管理コンソールの画面操作については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
■Interstage統合コマンドを使用して停止する方法
isstopコマンドを使用してInterstageを停止することによりWebサーバを停止します。
isstop
■ihsstopコマンドを使用して停止する方法
以下の手順でWebサーバを停止します。
すべてのWebサーバを停止する場合
ihsstop -all
ihscreateコマンドで作成したWebサーバ(Webサーバ名:“web001”)を停止する場合
ihsstop -n web001
インストール時に作成されたWebサーバ(Webサーバ名:“FJapache”)を停止する場合
ihsstop -n FJapache
■ihsstopコマンドを使用して停止する方法
以下の手順でWebサーバを停止します。
すべてのWebサーバを停止する場合
/opt/FJSVihs/bin/ihsstop -all
ihscreateコマンドで作成したWebサーバ(Webサーバ名:“web001”)を停止する場合
/opt/FJSVihs/bin/ihsstop -n web001
インストール時に作成されたWebサーバ(Webサーバ名:“FJapache”)を停止する場合
/opt/FJSVihs/bin/ihsstop -n FJapache
■サービスを使用して停止する方法
以下の手順でWebサーバを停止します。
Administrator権限でログインします。
「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を起動します。
以下のサービス名を選択し、「停止」ボタンをクリックします。
インストール時に作成されたWebサーバのサービス名:“FJapache”
ihscreateコマンドで構築したWebサーバのサービス名:“Interstage HTTP Server(Webサーバ名)”
■apachectlコマンドを使用して停止する方法
管理者権限で、apachectlコマンドを使用し、インストール時に作成されたWebサーバを停止します(インストールパスはデフォルト)。
なお、apachectlコマンドは、Webサーバ“FJapache”以外のWebサーバを停止できません。ihsstopコマンドを使用してください。
/opt/FJSVihs/bin/apachectl stop